美里町(砥用)の石橋2

緑川流域の石橋と山と湖の里、美里町(旧砥用)に残る石橋を紹介します。
平成16年11月、砥用町と中央町が合併し、美里町に!
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阿芹場(あせりば)橋(美里町夏水) 橋長:9.8m 橋幅:1.82
昭和57年の水害で半壊したが、昭和62年に復元。県道153号線、宮崎県椎葉村への旧目丸街道の渓流添いにあり、さほど大きくはないが端正で美しい石橋である。153号線をこのまま進むと内大臣橋、内大臣林道へも続く、一帯は自然探索の絶好の地でもある。平成19年7月の豪雨で流失。左マウスオン写真が流失跡、右マウスオンはすぐ上の県道橋の流失跡(写真は尾上様より、2007/07/17)
小夏(こなつ)橋 美里町安部
橋長:4.3m 橋幅:1.8
元々仁和田地区にあったものを、砥用から五家庄に向かう国道445号線添い雁俣荘前の柳谷橋の上流側の空き地に移設。下に水が流れていて欲しいが・・・。
雄亀滝(おけだけ)橋 美里町石野
橋長:14m 橋幅:3.63 岩永三五郎の初期の作で、柏川井手に用いられた通水路で、文政元年(1818)完成。通潤橋はこれを範とした。200年近く経った今でも、70haの田畑に水を送り続けている。
馬門(まかど)橋 美里町今
N 32゜37′20″ E 130°49′46″
橋長:27m 橋幅:2.97 備前石工の茂吉、勘五郎。国道218号線の旧中央と砥用境界の左下渓谷の旧道に。橋の重量感と周囲の自然とマッチした景観は最上。すぐ上を国道が通っていることさえ忘れる。2kmほど離れた二俣橋や小筵橋を巡る散策もいいのでは。町営温泉「佐俣の湯」もその中間に。
大窪(おおくぼ)橋 美里町大窪
N 32゜36′52″ E 130°50′58″
橋長:21m 橋幅:2.7 
馬門橋を過ぎ2kmほど東進すると、右側の田んぼの中に。中央部が高く盛り上がり、周囲の田園風景に調和し、菜の花・桜・新緑・彼岸花・コスモス・紅葉など四季を通じて訪れたい石橋のひとつ。架橋は嘉永2年(1849)で、石工は新助、久左衛門

平成12年5月7日撮影(大窪橋は8月22日、馬門橋は平成11年12月)

 2007年7月に美里町を襲った豪雨により、本ページの阿芹場橋と別ページの目磨橋が流失してしまいました。この豪雨では被災された方も多く、お亡くりになられた方も、ご冥福をお祈りいたします。集中豪雨の怖さを知りました。

<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会

 
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