緑川流域の石橋と山と湖の里、砥用町の石橋にある美しい石橋「大窪橋」の石工は新八ではありませんでした。以下、日本石橋を守る会熊本県支部会報「熊本の石橋」第9号(2000/10/24発行)の記事より抜粋しました。 | |
昭和36年に九州大学の大田静六教授の目鑑橋調査レポートが「砥用町史」に掲載されて以来、大窪橋の石工は新八となっていた。 ところが平成12年6月、浦田勝美会員より「碑の文字はどう見ても新助・久左衛門と彫ってあるけれど・・・」と連絡が入った。早々現地に行き確かめると成程、左の図のようであった。 石工新助は霊台橋工事の際に近戸採石場の棟梁として名が残る砥用町岩尾野の住人。久左衛門については手掛かりがない。 |