美里町(砥用)の石橋5

緑川流域の石橋と山と湖の里、旧砥用町に残る石橋を紹介します。
平成16年11月、砥用町と中央町が合併し、美里町に!
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目磨(めとぎ)橋
美里町目磨 橋長:9m 橋幅:3.5 国道216号の馬門橋と大窪橋の中間付近の右手旧道の南側、にしき保育園手前。平成19年7月の豪雨で流失。マウスオン写真が流失の跡(2007/07/17、尾上様より)N 32゜36′53″ E 130°50′30
告乗(つげのり)橋
美里町名越谷
馬門橋を過ぎ、県道321号線を走り、名越谷郵便局手前を右、天神川に架かる。昭和13年竣工とあるのは拡幅工事か。N 32゜37′52″ E 130°51′04″高度 145m
マウスオン写真は河川改修後 マウスオンはH19-7の豪雨で輪石の一部(左下)が流失
筒井前(つついまえ)橋
美里町名越谷 (H16頃河川改修で撤去)
橋長:4.6m 橋幅:3.7 N 32゜38′01″ E 130°51′02″高度 153m
桑木野(くわきの)橋
美里町桑木野 橋長:4.5m 橋幅:1.7 N 32゜07′20″ E 130°53′18″高度 163m(H19.7の豪雨で輪石の一部が決壊)
平成19年7月7の豪雨で被害にあった桑木野橋(右上写真)の復旧を祈っていたが、余りにもひどかった町内の豪雨被害に、災害復旧工事に余裕がなく、めがね橋復旧には至らなかった。完全に撤去され、コンクリート橋(左写真、2008/05/17撮影)に架け替えられた。輪石等は保存されているそうだが、肥後の石橋がまた1基消えた。
内山(うちやま)橋と新内山(しんうちやま)橋 美里町内山
内山(長:2.5、幅:3.2、高:2.3) 新内山(長:3、幅:4.4、高:3.5)
国道216号線から、雄亀滝橋の案内板に従い、県道153号線を500mほど進んだ所にあり、内山橋は弘化年間(1844~1848)、新内山橋は明治30年架橋。

 今回紹介した石橋の多くははコンクリートで覆われ、気付くこともなく通り過ごしてしまいそうですが、すべて現役の石橋。いつまでも役目を全うして欲しい気持ちと、美しく力強い素肌の輪石を見せて欲しいという願いは共存できないものでしょうか。(撮影:2003/01/02、桑木野・内山・新内山は2004/07/11に再撮影)
 2007年7月に美里町を襲った豪雨により、本ページの目磨橋と別ページの阿芹場橋が跡形も無く流失してしまいました。この豪雨では被災された方も多く、お亡くなりになられた方も、ご冥福をお祈りいたします。集中豪雨の怖さを知りました。桑木野橋も輪石の一部が決壊(上の写真のマウスオン)し通行禁止の状態でしたが、撤去されコンクリートの新橋に架け替えられました。文化財も大事だが、もっと大事なのが毎日の生活なんですね。(2008/05/18)

<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会

 
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