山鹿の石橋

県北の温泉の町、山鹿市内に残る石橋を紹介します。山鹿の石橋2へ


 
大坪(おおつぼ)橋
山鹿市鍋田 山鹿市立博物館敷地内
橋長:23.2m 橋幅:2.4 径間:9.1
幕末の庄屋福田春蔵が地区民と苦心の上架橋した通潤橋に次ぐ水路橋である。
博物館は、3号線から443号線を西に入ると約2km、右手丘陵地を上った場所にある。
大坪橋上面の水路
水不足に苦しむ中村地区に寺島井手の用水を引くために西上町吉田川に、慶応元年(1865)に架橋。田畑のかんがい用として、昭和28年(1953)までの一世紀に及び、地区への恩恵は大きかった。吉田川河川改修工事により、やむなく昭和58年にここに移設保存されることになった。
稲荷神社前石橋 山鹿市杉
架橋:安政4年(1857) 橋長:3.3 橋幅:2.4
朱色に塗られている稲荷神社の小さな門前橋である。山鹿市内から国道3号線を北上、日輪寺公園の手前1km、左手の鎮守の森が稲荷神社。そこから西の方に1kmほど行くと、石という部落の八幡宮にも石橋が。
湯町(ゆまち)橋 山鹿市日輪寺公園内
元々旧豊前街道の吉田川を渡る山鹿口にあったものを昭和49年現在地に移築したもの。移設した橋の下にも川が流れていて欲しいとは身勝手な願いでしょうか。橋長17.7、スパンが7.02と7.1の2連アーチ。文化11年(1814)、石工は地元鍋田村の吉兵衛。(6/4撮影)
坂田川(さかたがわ)橋 山鹿市坂田 
架橋:大正4年(1915) 橋長:12.1 橋幅:5.1 県道16号線の菊水町との町境の新橋のたもとにひっそりとたたずむ。坂田橋とともに、橋周辺の整備を期待したい。 (2002/05/13撮影)
坂田(さかた)橋 山鹿市坂田
架橋:安政4年(1857) 橋長:15.0 橋幅:2.8 坂田川橋のすぐ北側に架かっている美しいアーチ橋だが、今では利用者もなく、橋面も夏草に覆われている。 (2002/05/13撮影)
 

坂田川と坂田橋以外は平成12年4月30日、6月4日に撮影

山鹿市内に残る他の石橋は山鹿の石橋2
<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会

 
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