南阿蘇村(白水・久木野)の石橋

阿蘇郡南阿蘇村の旧「白水村と久木野村」に残る石橋を
明神池に伝わる伝説とともに紹介します。
(2005年2月13日、白水・久木野・長陽が合併、南阿蘇村に!)


 
明神池(みょうじんいけ)石橋1
阿蘇郡南阿蘇村吉田
N 32゜49′25″E 131°05′11″473m
白水村役場の裏側に架かっていたのが、河川改修により解体、平成3年に明神池公園内に移設された。
明神池(みょうじんいけ)石橋2
阿蘇郡南阿蘇村吉田
N 32゜49′25″E 131°05′11″473m
同じく公園内に並んでいるのだが、こちらは水路橋であり、写真と反対側には水路掃除の為か放水口がある。
八坂(やさか)神社(下市神社)前の石橋
阿蘇郡南阿蘇村祇園 橋長:約4.8m 橋幅:約2.4m 
小さな石橋だが、さすが神社の門前橋、品良く造られており、状態も良好。中松からアスペクタへの道、白川に架かる祇園橋手前を左折、鎮守の森の中にひっそりとたたずむ。(撮影:2000/09/24)
白川水源の石橋 阿蘇郡南阿蘇村白水
N 32゜49′32″E 131°05′43″熊本市内を流れる白川の源となる「白川水源」の守護神を祭る吉見神社の小さな門前橋で、架橋は明治27年(1894)。めがね橋の周囲には、こんこんと湧き出る清らかな水(右上写真マウスオン)、その湧水量は毎分60トン、まさに「水の生まれる里」。(南阿蘇村が誕生した当日2005/02/13に撮影)
御手水(おちょうず)橋
阿蘇郡南阿蘇村御手水
N 32゜49′17″E 131°06′06″511m
橋長:約3m 橋幅:11 白川水源から高森方面へ向かい白川を渡って500mほどの旧国道沿い。贄田さんからの情報で訪れたのですが、先日の増水の為か上流側は流木でいっぱい。集中豪雨で増水すれば危ないかと、役場に連絡。(2006/07/16)
倶利加羅(くりから)橋
阿蘇郡南阿蘇村白川
N 32゜49′25″E 131°05′11″486m
橋長:20.0m 橋幅:11 阿蘇白川駅より150mほどの倶利加羅川の旧国道に架かっており、輪石と輪石の間や端はコンクリートで固められているが、石造めがね橋。前回、下りれなかったので、用意周到で臨んだのだが意外に簡単。(2006/08/02)

 御手水橋と倶利加羅橋の情報は贄田様からいただきました。 毎回ありがとうございます。今なお気付かれずにいるめがね橋が、まだ各地に残っているかとも思います。私たちPC同好会は情報不足です。めがね橋に関する情報、どんなに小さな情報でも大歓迎です。宜しくお願いします。
 
 明神池は熊本名水100選に選定されたきれいな泉です。白水村には、白川水源などたくさんの泉があり、「水の生まれる里」の別名も。
 昔々、この池には、仲のいい男と女の河童(かっぱ)が住んでいたそうな。ところが男の河童はいたずら好きで、村人に迷惑ばかりかけていたそうで、とうとう明神池の神様の怒りに触れ、池を追放されてしまったそうな。後に残された女の河童は悲しみに暮れ、それからずっと池の中程にある石の上で男の河童が帰ってくるのを待ち続けたそうな。しかし男の河童はとうとう帰ってはこれなかったそうな。今でもその石が池の中程に残っております。平成9年、その石の上に女の河童の銅像が建てられました。河童の絵は明神池案内板の一部。(2000/02/02)
 
御宮橋下流側と架設記念碑 県道側からと神社側(マウスオン)から
御宮橋(おみやばし) 南阿蘇村久木野神社
N 32゜49′55″E 131°01′34″海抜380m 橋長:約6.3m 橋幅:約2.5m
そば道場から下田方面へ県道を1kmほど(国道325線からは約3km)行った左手の久木野神社裏手の鳥居の先に架かる。現在ではすぐ下流側にコンクリートの新橋に役目を譲っている。橋を渡って境内手前にある御宮橋架設記念の石碑(左上マウスオン写真)に大正13年3月と。旧久木野村では唯一のめがね橋。東様より教えていただきました。(2009/03/08)

明神池の石橋と河童の絵の写真は2000/02/02撮影
作成:2000/02/02 最終更新:2009/03/09

<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会

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