宇城市松橋町の石橋を紹介します。宇城市豊野町、小川町、不知火町、三角町の石橋もあります。
萩尾(はぎお)神社南口の石橋 N 32゜39′17″ E 130°43′07″ 26m 宇城市松橋町萩尾。松橋インターチェンジから国道218号線を7百m程東進、城南町方向(県道313号)へ左折(北)、5百m先の右手レンコン畑横の神社。橋長:約3m,橋幅:約1m(輪石の長さ:60cm2本と180cm1本)3個の輪石で構成、これも立派なアーチ式石橋。架橋年等各種データ不明(2000/09/03 撮影) ところが、平成18年度の石橋を守る会総会後の懇親会の席で、お二人の方から「行ってみたが、撤去されているのでは?」との情報を得、確認に訪れたのが右上の写真(2006/05/18撮影)、平成16年に取り壊されたようです。3個の輪石だけで構築した特殊なリブアーチ式石橋でした。そこで、宇城市教育委員会で調べていただいたところ「撤去はされてなく、コンクリートの下にそのまま埋められた状態。文化財として移築保存等が決まりさえすれば、いつでも掘り起こし可能」との、お電話(2006/05/26)をいただきました。ありがとうございました。ひとまず安心、早く移築復元されることをお祈り致します。 |
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内田(うちだ)の眼鏡橋 松橋町内田 国道218号から県道312号線を南下2km程、高速道路の東側。石工は種山の石工と推定されているが、詳細は不明。すぐ隣にコンクリートの新橋があり、今では歩道橋の役割か。写真(撮影:2000/10/03)は雑草と赤い鉄管がじゃまをして輪石が写っていない。カメラ位置や撮影技術もあるが保存のあり方も問題!こんな風景は多い。コンクリートで完全に覆われてしまっていたり、真横に新橋を架けてあったりと、石橋の美しさや力強さが隠れてしまう。右写真(撮影:2002/12/02)は橋下から撮影、輪石はしっかりしている。 |
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豊福(とよふく)の眼鏡橋 松橋町豊福。国道3号線を八代方向に進み、町立病院を過ぎた付近の右手(西)の小川(前田川)に架かる。コンクリートで全体が覆われており、見つけるのに苦労。5〜6度目にやっと探し出すことができたのだが、橋の下に降りれない為、輪石を写すことができず、ご覧のような写真となった。(撮影:2002/12/02) |
内田(うちだ)の眼鏡橋2 松橋町内田。橋長:約11m 橋幅:約3.2m。内田の眼鏡橋から県道を北進すること3百m左手(高速道路下を抜ける町道との三叉路)。横にコンクリートの橋が続き、道路上からは解り難いが、上流側から覗けば輪石が確認できる。「古いものが次第に忘れられてしまう・・・」とは住民の方のお話。(撮影:2003/05/18) |
萩尾神社の石橋について松橋町役場に問い合わせたところ(2000/9/07)、内田に2基、豊福に1基は確認済みだが、萩尾の石橋は未確認とのことでした。なお、内田の他の1基と豊福の石橋は近所の方にお尋ねしたのですが見つけることができず(2000/10/03)、次回こそ。豊福の石橋を発見(2002/12/02)、残りは内田のもう1基。やっと捜し当てた残りの1基(2003/05/18)。 |
最終更新:2006/05/18