玉名の石橋


玉名市の高瀬目鏡橋、秋丸眼鏡橋、車橋を! 玉名の石橋2

 高瀬目鏡橋(たかせめがねばし) 写真左が上流側、右が下流側
 N 32゜55′38″ E 130°33′45″高5m
 架橋:嘉永元年(1848) 橋長:19.0m 橋幅:4.1 径間:6.7 拱矢:3.3
 脚柱の長さが中央部と端で異なるのが特徴である。江戸時代の交易港として栄えた船着き場にある橋で、荷物の積み出しの為の俵ころがしも残っている。高瀬大橋を渡った菊池川と平行に流れる裏川に架けられたこの橋は商業の町高瀬のシンボル的存在だった。
 現在では、石橋の周囲には遊歩道とともに花ショウブ(菖蒲)やフジが植えられ、緑地公園として整備されており、玉名市民の憩いの場となっている。近くの菊池川河川敷には広い駐車場もある。(お断り:上の写真では、花の盛りを過ぎてしまっている)
 高瀬眼鏡橋上流側の水切りも築かれており、どっしりとした重量感と歴史の重みを感じさせている。  高瀬眼鏡橋の後ろ方向(下流)に秋丸眼鏡橋が見える、橋の上下流一帯は緑地公園となっている。
 秋丸眼鏡橋(あきまるめがねばし) 写真左は上流から、右が下流側
 架橋:天保3年(1832) 橋長:10.6m 橋幅:5.57 アーチ径:4.97 拱矢:2.47
 輪石22列62個など総構成石数は約1200個、惣庄屋斉藤形右衛門より架橋、石工は種山の嘉八。菊池川に流れ込む裏川の秋丸地区(高瀬眼鏡橋の上流)に架かっていて、県道橋として長い間利用されていたが河川改修事業により撤去、平成9年に高瀬眼鏡橋の下流に移築復元されたものである。菊池川からの逆流や潮水の遡上(そじょう)を防ぐ樋門(ひもん)を併設している。下流側が樋門、上流側からアーチが見える。
 車橋(くるまばし) 玉名市石貫字平
 架橋:不明 橋長:6.5m 橋幅:1.8 アーチ径:5.2 拱矢:2.0
 玉名市役所手前から南関方面への県道4号線を繁根木川に沿って4kmほど上り、吐合橋を渡ってすぐ右折、公民館の先へ進むと右手小川に架かる。以前は車も通行していたのだろうが、今では農作業専用。橋名も含めて、フウテンの寅さん(車寅次郎)がひょっこり現れそうな周囲の田園風景。

写真撮影:2001/06/14 車橋は2003/02/09

<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会


 
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