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八勢(やせ)目鑑橋(御船町上野字八勢)
橋長:62.0m 橋幅:4.0 高さ:9.2 径間:14.5
位置(N 32゜44′08″ E 130°51′56″ 高度222m)
阿蘇外輪山に続く高原の下、静かな渓谷に架かる県内でも有数の眼鏡橋。小橋や水路橋を一体化して考えると、県内随一の規模と言える。四季を通じ、周囲の自然との調和もすばらしい。橋下の河原には木製ベンチなど整備され公園化されており、谷川のせせらぎと木々の緑、小鳥のさえずりなど、森林浴にもいい。
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国道445号線が開通するまでは、御船から矢部へ通ずる交通の要所。八勢川の渓谷は洪水のたびに木橋が流失し、地区民は度重なる労役と出費に苦しんでいた。これを見かねた御船の豪商林田能寛は巨額の私費を投じて安政2年(1855)3月、この橋を架設。石工は種山の卯助と甚平の兄弟。
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八勢(やせ)小橋
八勢目鑑橋の奥の部分で、八勢目鑑橋と一体化して大小2連の眼鏡橋のようにも見える。アーチ下の水路が八勢水路橋(左下の写真)に流れる用水路。この正面が日向街道の石畳へと続く。
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八勢(やせ)水路橋
八勢目鑑橋渡った右手に。八勢目鑑橋よりも40年ほど前(1814年)、田畑の灌漑用水路として完成。
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石畳の道(約160段、500m)
みずみずしい木々の光りを浴び、小鳥や川のせせらぎの音を聞きながら歩けば、心地よい汗が。
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向坂(むこうさか)自然石橋(上益城郡御船町上野)
橋長:約1.5m 橋幅:約1m程度(コンクリートで3m程に拡幅)
位置(N 32゜44′01″ E 130°51′41″ 高度255m)
七滝中学校の300m程先を八勢橋の方へ下った400m程(八勢橋までの中間点)の左上への農道に。右上の写真のようにコンクリートで覆われ、眼鏡橋とは解かり難い。橋下から覗くと、自然石だけで構成されているアーチ(左上写真)が確認できる。(撮影:2007/01/05) |