天草の石橋4


2006/03/27、天草は苓北町以外の市や町が合併し、天草市となりました。

 天草の石橋1天草2天草3に続き、「天草の石橋4」。今回は旧牛深市の無量寺と、旧本渡市の方原川に架けられた石橋を紹介します。

 
無量寺(むりょうじ)橋 天草市久玉町吉辺川
架橋:享保元年、明治26年(1893)修復 橋長:8.15 橋福:2.85
N 32゜13′19″E 130°02′04″高18m
国道266号線を牛深方面に進むと久玉中学校の先の右手に無量寺が見えてくる、橋は道路左手に降りた吉辺川に架かっている。「天草の乱後、切支丹禁制のため創立された浄土宗無量寺の山門に享保元年架けられたもので、橋の宝珠は格式のある寺院にのみ許されたものである」と袂の案内板。
 
平尾(ひらお)橋 天草市楠浦町方原下
架橋:明治43年(1910) 橋長:13m 橋福:4.2 N 32゜24′17″E 130°09′30″高97m
楠浦町の県道278号線沿いの方原川に架かり、コンクリートで拡幅(右写真)されており、欄干はガードレールなので、眼鏡橋と気付く人も少ないことでしょう。しかし、しっかりとした輪石は健在で、基盤整備工事のダンプカーなども通り過ぎていく。楠浦橋から約5km。峠を越えれば芦刈橋や轟橋への近道だが、狭い山道。
 
楠浦(くすうら)眼鏡橋 天草市楠浦町中田原
架橋:明治11年(1878)石工:下浦の松次、内田の紋次 橋長:26.33m 橋福:3.05 N 32゜24′39″E 130°11′40″高91.3m 本渡方面から行けば、国道266号線から県道278号線に入り、JA楠浦支所の先を左折すると、右手方原川に架かる。「楠浦と宮路往還を結ぶために方原川に架けられたもので、楠浦村庄屋宗像堅固の2大事業の1つ」と案内板。田園の中にたたずむ姿は、天草の石橋と言わず、熊本の石橋の中でも最も美しい石橋のひとつかと。
 
撮影:2004/12/27

<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会

 
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