豊野の石橋の「市木橋」の説明文に「数段の石桁を両側から順次迫り出し持ち送りし、その上に長い石桁を渡し構成する珍しい(擬似アーチ式)石橋。類例として山口県に平安橋」と書いており、閲覧いただいた山口県の植村様よりデジタル写真を送っていただきました。ここに紹介させていただきます。
萩城三の丸の三か所の総門(北・中・平安古)の一つである平安古(ひやこ)の総門前の外堀に架けられ、城下町から三の丸への通路の一つであった。 慶安5年(1652)の城下町絵図には木橋として描かれているが、城下の新堀川に架かっている石橋がいずれも明和年間(1764〜1771)に構築されていることから、同時期に石造りに架け換えられたものと思われる。 橋の材質は玄武岩で、吊り桁・定着桁を備えたゲルバー桁橋を持った無橋脚の珍しい橋である。橋桁6.04m、幅3.95m、堀底からの高さ2.5mである。(以上、上の左下にある説明文より、その拡大写真がここに) ゲルバー桁橋(カンチレバー桁橋とも)とは、張り出した両側の橋桁に橋桁を載せた構造の連続桁橋で、ゲルバーとは考案者の名前で、ドイツ人 ハインリッヒ・ゲルバー(1827-1890)です。写真を見ると、両岸から迫り出した石桁の上に石桁を渡した構造で、持ち送り式の擬似アーチ式石橋とも言えるのではないでしょうか。 |
お送りいただいた写真を「400×300」に縮小して紹介しました。右下の写真は右上写真の中央部分で、桁部分の構造が解ります。
<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会
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