福岡県境に近い県北の山鹿市鹿北町に残っている石橋を紹介します。鹿北の石橋その1
田中(たんなか)橋 山鹿市鹿北町大字多久字田中 架橋:安政5年(1858) 橋長:14.3m 橋幅:3.25m 径間:12.47m 菊鹿町への県道18号線沿いの岩野川に架かり、鹿北町最古の石橋で,石工は菊鹿町の藤左衛門と藤兵衛。「化厳矼」または「車橋」とも。「藤からむ巌と化せよ車橋」と橋上の案内板に。明治22年、昭和12年に改修工事。現在ではすぐ隣(上流、左写真奥)の新橋に役目こそ譲ってはいるが、造りはしっかりしている。 |
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妙見神社(みょうけんじんじゃ)小石橋 橋長:約0.8m 橋幅:約0.6 いつ頃、誰が造ったのか?輪石4個を並べただけだが、これでも立派なアーチ式石橋である。お堂の前の水神様の湧水の流れに架かり、水音が実に心地良い! |
勝負瀬(しょうぶせ)橋 橋長:4.6 橋幅:2.4 径間:2.6 明治初期の架橋と推定、現在は採石場(九州採石鉱業)下の旧街道沿いに草むらに隠れるように。女田橋等とを結ぶ旧街道散策周遊コースにでもなればとも! |
丸山(まるやま)橋 山鹿市鹿北町芋生字川原谷 架橋:明治14年 橋長:5.7 橋幅:5.0 弁天橋や高井川橋と同時に、旧国道3号線の橋として架けられたが、現在は町道となっている。石工は橋本勘五郎と言われている。 |
中津川の石橋 山鹿市鹿北町中津川 3号線を中ノ川内橋を過ぎ200m程して町道へ右折500m程の左手田圃の中に架かる石造桁橋。小川の水も清らか、きっと蛍も!この豊かな自然をいつまでも受け継いでいきたいもの。 |
撮影:2002/05/13
鹿北町教育委員会()で町内に残る石橋とその所在地を教えいただいたため、1日で10箇所もの石橋を訪ねることができた。残りは上麻生橋と板曲橋か。もう一度ゆっくりと訪ねてみたい。板曲橋は平成7年に撤去。