八代市東陽町の石橋紹介(その2)

平成17年8月1日、合併し八代市に!

八代市東陽町の石橋
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 引き続き、石工の里「八代市東陽町」の石橋を紹介します。

仁田尾(にたお)橋
八代市東陽町館原
橋長:9.7m 橋幅:3.0 径間:7.4
弘化元年(1844)の架橋で、当時三五郎や卯助、宇一、丈八兄弟は鹿児島におり、嘉八を中心に架設したと推定。現在は車の通行に便利なように縁石をはずし、コンクリートで拡幅してある。
今屋敷(いまやしき)橋
八代市東陽町館原
橋長:7.3m 橋幅:2.4 径間:6.3
嘉永元年(1848)、同年の肥後の石工たちの架橋は、鹿児島の武之橋(三五郎等)、御船川目鑑橋(宇一、丈八等)、八代市東陽町の鹿路橋などがあり、各地での活躍の様子が解る。
岩本(いわもと)橋
八代市東陽町館原
橋長:4.2m 橋幅:1.2 径間:3.0
明治4年(1871)、片足部を川岸の岩盤で支える普通の石橋の半分(半アーチ形)の形。
谷川(たにがわ)橋
八代市東陽町鶴中
橋長:21.3m 橋幅:3.5 径間:14.9
昭和4年の架橋で、八代市東陽町では一番新しい石橋で、現在はコンクリートで補強されている。
笠松(かさまつ)橋
八代市東陽町久木野
橋長:22.7m 橋幅:2.7 径間:14.2
明治2年、橋本勘五郎により架設されたもので、平成12年3月には周囲が公園化され、トイレやベンチなども整備されている。谷川、鹿路橋とともに河俣川を渡る石橋で、子守唄の里「五木村」への道沿い。
鹿路(ろくろ)橋
八代市東陽町座連口
橋長:20.3m 橋幅:2.7 径間:13.6
嘉永元年(1948)、嘉八によって架橋。下流に新橋ができ、現在では利用されていません。夏草に覆われた姿は、美しくもあり、また寂しくもあるが、河俣川の清流や山々の緑にうちとけた風景に心奪われる。

 肥後の石工たちのふるさと「八代市東陽町」に、現在残っている石橋は21基。東陽村は「村全体が石橋の野外博物館!」、全ての石橋に案内板や標識。注意して歩けば、見つけるのも楽。是非一度、八代市東陽町と石橋資料館「石匠館」をお訪ね下さい。(2004/01/19)

最終更新:2005/08/27
緑川1 他の1 天草 荒尾 南関 菊池 菊陽 白水 豊野 矢部 御船 人吉 津奈木
緑川2 他の2 最古橋 山鹿 三加和 菊鹿 大津 宇土 445 砥用 田浦 水俣
緑川3 熊本 東陽 鹿北 玉名 植木 長陽 松橋 中央 甲佐 円通寺 芦北 大分

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