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ヒガンバナ開花情報(2007) 昨年の開花情報

秋の訪れを告げるヒガンバナ(彼岸花)

熊本国府高等学校PC同好会


 
平成19年
8月20日(月)
今朝登校したら、「ヒガンバナが咲いているよ!」と教えてくれました。玄関横のつつじの植え込みのそばのコヒガンバナです。1本(左下マウスオン)はすでに枯れかかっており、もう1本(左下)はちょうど満開といったところです。ここは、一昨年は開花したが昨年は開花しなかったところで、観察を怠たり、今まで気付かなかったようです。昨秋肥料をやった効果か。しかし、気のせいかひ弱そう、採種できるか心配。昨年開花したコヒガンバナのほうは兆しもない。
マウスオンも含めて8月20日撮影 マウスオンのつぼみは9月7日、開花写真は9月9日
2007/08/20 玄関横のコヒガンバナ 2007/09/09 校門横のコヒガンバナ
 
8月30日(木)
ヒガンバナの開花は日平均気温20~25度が目安とのこと。下の表は8月から10月の平均気温(気象庁電子閲覧室を利用)だが、熊本での開花時期はほぼ9月初旬から10月中旬(赤文字の気温が実際の開花時期、ただし2004年の8月下旬は南外輪山麓での開花)。
  2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年
8月初旬 28.3 30.0 29.0 28.2 28.5 29.2 30.0 28.5
8月中旬 27.9 29.4 28.4 27.1 29.2 29.1 29.0 30.3
8月下旬 28.7 26.8 27.1 28.7 28.7 26.8 28.1 29.5
9月初旬 26.8 25.8 27.8 29.8 25.6 27.7 26.7 27.4
9月中旬 24.9 25.6 25.5 26.4 26.7 27.2 24.3 27.9
9月下旬 22.3 23.3 22.8 23.0 23.8 25.4 23.1 27.2
10月初旬 21.6 21.2 20.4 21.1 21.6 24.7 21.9 25.3
10月中旬 19.7 19.9 20.3 18.8 19.2 21.9 21.7 19.8
10月下旬 19.7 18.9 14.2 15.5 17.4 16.2 20.1 18.6
2007年には、20~25度未満がない!
 
9月8日(土)
東町の団地内に20cmほど伸びた茎を発見、来週には開花するかと。ところで、最初の開花からは3週間ほど遅いが、校庭のコヒガンバナの2本開花(右上写真は9日朝、右上マウスオン写真は7日朝)。最初に開花した2本のうちの1本に種子が1個だけ、今年も期待でそうにない。(9日朝一部追加)
 
9月9日(日)
そろそろ咲いてるかと、ヒガンバナを求めて美里町へ。赤い花を発見するが、最初はケイトウ(鶏頭)の間違い。しかし、次は確かにヒガンバナ、まだ多くはないが、ここそこニョキニョキと芽が吹いており、来週中には県内至るところヒガンバナか。明日までに開花が確認できなかったら、「9月初旬開花」が途切れる(?)ところでした!ヒガンバナを捜していたら、コスモスに。畑に一斉に咲くのではなく、路辺にひっそりと咲くコスモスがいいですね。
 
9月12日(水)
東町中学校をはじめとする東町界隈でヒガンバナの芽がニョキニョキ、来週開花か。8日に紹介した団地内のヒガンバナは明日にでも開花という雰囲気。しかし、今のところ、例年に比べると遅いようです。
 
2007/09/09 初めてのヒガンバナ
 マウスオンは東町(09/16)
2007/09/16 健軍東小学校で
 マウスオンは 美里町(09/17)
 
9月16日(日)
例年に比べて少し遅いようですが、熊本市内でも次々と開花。学校でも先週末から芽が伸びてきています。東町界隈では、普通のヒガンバナに混じってシロバナヒガンバナやショウキズイセンの芽もニョキニョキ(左上マウスオン)。甲佐町から美里町にかけて、田んぼの周囲に赤いヒガンバナが点々と、まだつぼみが多く来週末ごろが一番か。
 
9月17日(月)
美里町でシロバナヒガンバナ(白色)の開花(右上マウスオン写真)を発見。熊本市内でも数日中にはシロバナヒガンバナやショウキズイセン(黄色)も開花するでしょう。
 
9月19日(水)
東町中学校のヒガンバナとシロバナヒガンバナがやっと開花。本校の中庭でもシロバナヒガンバナとヒガンバナが数本開花してはいるが、数は少ない。グランドのヒガンバナはまだ開花せず、やはり今年は遅い、気温の関係だろう。ヒガンバナの開花は日平均気温20~25度が目安とのこと。昨日も今日も最高気温は36度を越えた、9月になっても30度を下回った日はまだ1日もない。残暑というより酷暑が続く熊本。
 
2007/09/21 東町の団地にて
 マウスオンは甲佐町
2007/09/21 東町にて
 マウスオンは本校中庭
2007/09/22 墓地に咲く、甲佐町
 マウスオンは益城町
2007/09/22 城南町にて
 マウスオンは白い筋が入った花
 
9月21日(金)
東町の団地でショウキズイセンも開花したが、大半はこれから。本校でも中庭には赤と白がチラホラ、ショウキズイセンはまだ、グランドのヒガンバナはまだまだ。今年は残暑が厳しくヒガンバナの開花も遅い。9月初旬の平均気温(27.4度)より中旬の平均気温(27.9度)が高いのも珍しい。
 
9月22日(土)
城南町の浜戸川や益城町木山川の堤防添いのヒガンバナ(上の写真)、今週はじめに開花していたのか白い筋が入っている(上のマウスオン写真)のも多いが、芽は次々と伸びてきており、来月はじめまで咲き続けるだろう。明日が彼岸の中日、残暑が厳しく開花が遅れていましたが、今年もお彼岸はヒガンバナのようです。
  
9月24日(月)
どんなに暑くてもヒガンバナはお彼岸を知っているんですね。お彼岸はヒガンバナでいっぱいの熊本です。しかし、今年はいつまでも暑い、この暑さはいつまで続くのでしょう。例年だったら熊本には「随兵寒合(ずいびょうがんや)」という言葉あり、藤崎宮例大祭の随兵(武者行列)の頃(以前は9月15日でしたが、最近は敬老の日?)に急に涼しくなるのですが、今年は・・・。
 
9月27日(木)
ヒガンバナに続いて、ショウキズイセン(黄色)も。早かったショウキズイセンは枯れかけたのもあるが、これからというのも次々。普通のヒガンバナもまだしばらくは咲き続けるでしょう。しかし、これまでのところ、例年に比べてヒガンバナの数が少ないように感じるのは気のせいでしょうか。
 
2007/10/04 東町にて
 マウスオンは2007/09/26
2007/09/30 東町にて
 マウスオンは2007/10/05
 
9月30日(日)
黄色だけでなく、まだまだ赤や白も次々と咲き続けています。本校の校庭は赤と白ばかりで、ショウキズイセンはまだ咲いていません。ところでショウキズイセンの咲き方ですが、放射状に並ぶ6個の花が同時に咲いているのが少ない(右上写真参照)ように思えます。赤や白に比べて、数個だけ遅れて咲くことが多いように見えるのですが・・・。赤や白に比べ、花びらが広く厚いので養分をより多く必要とするからでしょうか?
 
10月6日(土)
例年なら、ヒガンバナの季節も終盤を迎える頃だが、嘉島町、御船町、甲佐町、城南町、田んぼの中に赤いヒガンバナが次々。今日の最高気温も30度超、8月以降30度を超えなかった日は2日だけ、今年はヒガンバナの季節が長く続きそうです。
 
10月8日(月)
今年のヒガンバナのつぶやき「もう時期的にはいいんだが、暑くて暑くて、本当に開花していいものか?もう待てない、しようがない開花しようか。いや、まだ早い、もう少し待とうか!」みんな悩んでいるのかも!早いのはとっくに終わったが、これから芽が出るのも。御船町から南阿蘇村にかけて赤いヒガンバナが次々。桜並木に季節はずれの桜の花も、八重桜までも。
 
10月13日(土)
本ページ巻頭の表からも分かるように、今年の気温は例年に比べひと月ほど違う、今が9月はじめの気温かと。ヒガンバナも、これから芽を吹き出しているのも多い。今月いっぱい花期が続くことは間違いない。今後の天候しだいでは11月まで続く可能性もあるのでは。
 
2007/10/20 御船町にて
 マウスオンは本校中庭にて10/12
2007/10/20 嘉島町にて
 マウスオンは東町にて10/20
 
10月17日(水)
今、第二高校南側フェンスのヒガンバナが次々と開花している。他にも、東町界隈のアパートのショウキズイセンやシロバナヒガンバナも、御船町の田んぼなどでも満開。校庭のショウキズイセンもやっと開花。どうも、南側の日当たりのいい所のヒガンバナが遅れ、今開花を迎えたようだ。例年なら終盤を迎える時期だが、記録的な残暑の影響でしょう。ここ数日、やっと平年並みになってきたようだ。
 
10月20日(土)
まだまだ赤・白・黄(ショウキズイセン)のヒガンバナが咲きそろう熊本。例年なら先月中に終わっているはずの御船町の田んぼのヒガンバナも、道の片側は今が満開(左上に写真)。学校のショウキズイセンも満開、更に新しい芽も。ところで、今朝は今秋1番の冷え込み(9.8度)、昼も半そででは涼しい(?)気温、やっと秋らしくなった熊本か。ちょっとブルッと、肌寒さを感じる初秋の気候を熊本弁で「髄兵寒合(ずいびょうがんや)」という、今年の髄兵寒合はひと月遅れ。
 
10月22日(月)
(10月中旬の日平均気温は19.8度、上旬に比べ5.5度も低い、21日の最低気温は6.9度、まさに急降下、例年ならひと月ほど続く20~25度がない!異常現象か?やっと例年並みの気温になったのだが、今年の気温と言ったら・・・。本ページはじめにある平均気温の推移表参照)
 
10月28日(日)
本校の校庭や東町界隈ではヒガンバナは終わり、後はショウキズイセン(黄)だけ。これで今年のヒガンバナは終了かと思ったら、城南町でヒガンバナ発見。それも、道路と側溝との間のコンクリートの隙間を掻い潜って花を開いたど根性ヒガンバナ(右下に写真)である。これから開こうとしているのもあり、花が11月上旬まで続くことは間違いない。今月下旬からやっと平年並みとなった気温(本ページ初めの気温表参照)だが、長かった残暑の影響か。ところで、ヒガンバナとは関係ないが、嘉島町ではヒマワリが満開(下のマウスオン写真)!ヒマワリを見ていると気分は夏、今日また夏日。
 
2007/10/24 本校中庭にて
 左右とも、マウスオンはヒマワリ
2007/10/28 コンクリートの間から芽を出した「ど根性ヒガンバナ」、城南町にて
 
11月3日(土)
城南町のど根性ヒガンバナ(右上写真)、切り取ってあり、1本だけ残ってました。白い模様が入って終わり頃か。他では見かけないようで、いよいよ終盤でしょうか。既に葉っぱが5~30cm程になっているのも。葉っぱと言えば、韓国にはヒガンバナに「想思華(サンシチョ)」という名前があるとのこと。「想い思う花」すなわち「ヒガンバナというのは葉不見花不見(ハミズハナミズ)、即ちヒガンバナの花と葉は同時に存在することはない。しかし、花は葉を想い、葉は花を思っている」という意味とのこと。何とロマンチックな命名かと感心しませんか。
 
11月12日(月)
ヒガンバナの花の季節が終り、春までは葉っぱの季節です。本ページはじめにある表のように、今年は10月初旬まで日平均気温が25度を越える残暑が続き、中旬には一気に20度未満となり、「20~25度未満」の期間がなかったという、まさに珍しい年。残暑のせいで彼岸花の咲き方も、同じ場所でピークが2度あったり、道の両側で満開の時期が違った場所も。異常高温と一気に下がった気温、惑わされっぱなしのヒガンバナたちでした。彼岸花の葉っぱさん、太陽の光をたっぷり吸収し、鱗茎にたっぷりと養分を蓄え、来年また美しい花を咲かせて欲しいものです。

 
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