- 8月19日(土)
- ヒガンバナの開花は日平均気温20〜25度が目安とのこと。下の表は8月から10月の平均気温(気象庁電子閲覧室を利用)だが、熊本での開花時期はほぼ9月初旬から10月中旬(赤文字の気温が実際の開花時期、ただし2004年の8月下旬は南外輪山麓での開花)。 ヒガンバナより前に、2倍体のコヒガンバナの開花だ、今年こそ充分な採種ができればと願ってる。
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2000年 |
2001年 |
2002年 |
2003年 |
2004年 |
2005年 |
2006年 |
8月初旬 |
28.3 |
30.0 |
29.0 |
28.2 |
28.5 |
29.2 |
30.0 |
8月中旬 |
27.9 |
29.4 |
28.4 |
27.1 |
29.2 |
29.1 |
29.0 |
8月下旬 |
28.7 |
26.8 |
27.1 |
28.7 |
28.7 |
26.8 |
28.1 |
9月初旬 |
26.8 |
25.8 |
27.8 |
29.8 |
25.6 |
27.7 |
26.7 |
9月中旬 |
24.9 |
25.6 |
25.5 |
26.4 |
26.7 |
27.2 |
24.3 |
9月下旬 |
22.3 |
23.3 |
22.8 |
23.0 |
23.8 |
25.4 |
23.1 |
10月初旬 |
21.6 |
21.2 |
20.4 |
21.1 |
21.6 |
24.7 |
21.9 |
10月中旬 |
19.7 |
19.9 |
20.3 |
18.8 |
19.2 |
21.9 |
21.7 |
10月下旬 |
19.7 |
18.9 |
14.2 |
15.5 |
17.4 |
16.2 |
20.1 |
- 8月21日(月)
- 昨年、学校のコヒガンバナが8月24日に発芽し30日に開花、ヒガンバナは9月4日に開花。さて、今年は? ところで、8月中にヒガンバナを発見されたら、2倍体の彼岸花「コヒガンバナ」の可能性が!私たちにも教えて頂ければ幸いです。
- 8月31日(木)
- 小国の先山様からヒガンバナの情報と写真(右写真、8月26日撮影)を送って頂きました。ありがとうございます。「日平均気温も25度を割っていそうなので、おそらく三倍体でしょう!」とのことですが、2倍体の可能性も微かに秘めているかも知れません。普通のヒガンバナより小型で、花が終わってから黒い光沢のある種子ができるなら間違いないのですが・・・。野生の2倍体が見つかったのなら貴重です。阿蘇は秋の訪れが早いですね。熊本と阿蘇、日平均気温で4〜5℃違います。
ところで校庭に植えている2倍体のコヒガンバナですが、茎が2本、25cmほどに伸びています。昨年最初に開花したのとは別のものですが、昨年より1週間ほど遅いようです。今日は曇って気温は低いが、それでも30度超、まだまだ暑い熊本です。
- 9月4日(月)
- 今朝登校したら、コヒガンバナが2本開花していた。1本は5つの小花とも、1本は5つのうち4つだけ(夕方にはすべて開花)、昨日の朝は開いていなかったので、昨夕から今朝にかけて開花したのでしょう。大きさは地面からの高さが37cm、小花の直径5cm、全体のめしべまでの直径13cm。ただ、昨年は咲いた中庭や玄関横のコヒガンバナはまだ芽も出ていないのが気になる。
校庭を含め熊本市近辺では、普通のヒガンバナは芽も見つからない、昨年より1週間は遅いようだ。昨日、美里町、山都町、南阿蘇村と廻ってみたが、車中からは発見できず、開花は来週か?
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コヒガンバナ(9/4 7:40 AM)、マウスオンの写真は8/31朝 |
神奈川のシロバナヒガンバナ(9/7朝) |
- 9月7日(木)
- 神奈川の古川様より「私の家には白い彼岸花が8月18日に開花、本数は数本ですが満開に。9月6日現在もまだ咲き状態は良好です。今日は会社にでる前に彼岸花撮影しました、大分痛んできていますが、頑張っている花は綺麗です。」と、本日写真(右上)を送っていただきました。8月18日にシロバナヒガンバナが開花したとは、神奈川は早いんですね。何といっても「頑張っている花は綺麗です」という言葉に感動、本当にきれいです。ありがとうございました。
今朝、東町中学校の校門横に茎が5〜6本、10〜20cm程に伸びていたのを発見、来週には開花か。しかし本校のヒガンバナは未だのようです。
- 9月10日(日)
- ある病院の廊下の花瓶にヒガンバナを見つけ、「咲いているはず!」と、雨の中ヒガンバナ探しに出かけることに。甲佐神社の近く、ヒガンバナかと近寄ってみるとキツネノカミソリ、残暑のせいか、まだキツネノカミソリが咲いており、新しい芽も次々。美里町に入ってしばらく行くと、田んぼの中に赤いヒガンバナが点々、今年最初のヒガンバナとの対面である。開花は遅れたが今日までは9月初旬ではある。東町中学校校門横のヒガンバナも後1〜2日で開花するかと。校庭のコヒガンバナは2本とも花が終わったが、他に開花の気配はなさそう。今のところ種子は1個だけのようだ。
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美里町「3000段の石段」近く、マウスオンは二俣橋たもとのキツネノカミソリ(ともに 9/10昼) |
健軍自衛隊通りにて(9/15朝) マウスオンは甲佐町の田んぼ(9/14夕) |
- 9月12日(火)
- 東町中学校のシロバナヒガンバナが開花。本校の校庭をはじめ各地でヒガンバナの芽が次々と伸びはじめている。昨年に比べ1週間ほど遅いようだが、今週中には次々と開花していくことだろう。日平均気温(上の表を参照)は昨年より低いのだが、ヒガンバナの開花は遅れた、その理由は?開花の要因は開花時期の平均気温ばかりではないようだ。
- 9月15日(金)
- 健軍自衛隊通り桜並木下のつつじの植え込みの中からヒガンバナがニョキニョキ(右上写真)、他にも東町一帯に次々と赤い花やシロバナヒガンバナが。今週末は県内至るところでヒガンバナが一斉に開花するのでは、しかし、台風接近でやっと咲き始めたヒガンバナ、風雨が心配。
- 9月17日(日)
- ヒガンバナが次々、東町中学校ではシロバナヒガンバナは満開に近い。東町ではシロバナヒガンバナが目立つ。赤いヒガンバナはこれからというのが多い。強力な台風13号が今夜最接近とのことだが、何事もなく通り過ぎて欲しい。
- 9月18日(月)
- 台風13号、熊本市でも最大瞬間風速34m、天草では43m。列車や住宅が倒壊するなど宮崎や福岡の被害は甚大、台風の犠牲になられた方々のご冥福を祈ります。
- 9月20日(水)
- 本校の校庭にも赤や白のヒガンバナが次々、今年は白が優勢のようだ。東町の集合住宅の庭では今年初めての黄色いヒガンバナ(ショウキズイセン)も、他にも至るところで芽が伸び始めており、来週あたりからは黄色い花も多くなるだろう。今開花しているのは台風13号の強風に耐え抜いたたくましいヒガンバナたち、台風で倒れた花(右上マウスオン写真)も多かった。
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本校の中庭(9/20朝) |
熊本市東町で(9/20朝) |
- 9月23日(土)
- 今日は彼岸の中日(秋分の日)、今年もヒガンバナが最盛期を迎え、名前の通りまさに彼岸花。街角や郊外の田んぼのあちこちに赤いヒガンバナが点々と続く。黄金色に色付き始めた田んぼに赤い花と青い空、残暑厳しい熊本にも、秋の気配・・・。
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熊本市東町で(9/26朝) |
本校の中庭(9/29午前) |
- 9月29日(金)
- 本校のヒガンバナも白はほとんど終わり、赤も終盤を迎え、黄色(ショウキズイセン)が満開になりつつある。県内のヒガンバナにも今から芽を出しているのもあるが、大半はほぼ終わりに近く、白っぽくなりつつある。今週末が最後の花見となるのでは、ショウキズイセンはこれからが本番、各地で黄色い花が目立つか。ひと月余りのヒガンバナの季節も残りわずか。
- 10月8日(日)
- 黄色いショウキズイセンが目立つ。赤いヒガンバナもまだ開花しているのもあるが、大半は花が終わり、葉が伸びている。ヒガンバナの季節も来週いっぱいか。ところで、別ページに「桜の開花情報」もあるが、何とこの時期に桜も開花。御船町や健軍神社の冬桜(写真あり)が咲いている。葉が散った後の一時的な狂い咲きと違い、来年の春までこの開花は続く。
- 10月14日(土)
- 本校中庭のショウキズイセンがほぼ終盤、校庭のヒガンバナはこれで終了。コヒガンバナは3株しか開かず、種子も1個だけとはさびしい年だった。東町の第二高校南側フェンスでもほぼ咲き終わったようだが、これから芽が伸び出しているのも数本。来週いっぱい花が続きそうだが、丈が15〜20cmと低いのが多い。気温のせい、それとも種類が違うのか・・・?
- 10月16日(月)
- 北海道でヒガンバナが咲いたとのメール。6年前鹿児島から持ち帰られたヒガンバナ、最初は鉢に植えて室内で咲かせようとしたがだめだったので4年前に庭に植え、今月8日に9本が初めて開花したそうです。10月の北海道と言えば気温も低いのではないでしょうか。北海道で開花するのなら、8月かと思っていました。私たちが考えていたヒガンバナの開花条件「日平均気温25度」も地域によって違うことも知りました。貴重な情報ありがとうございました。(右が後日送っていただいた写真、撮影札幌にて10月8日)
- 10月23日(月)
- 最後まで残っていた東町の第二高校南側フェンスのヒガンバナも昨日で終わったようです。最後の数本は丈が15〜20cmほどと低かったのは、気温のせいではなさそう。今朝、北海道の橋本様からヒガンバナの写真(右上)が届きました。それは普通の大きさです。しかし北海道で露地でヒガンバナが咲くとは、お手紙に同封いただいた新聞記事にも「北海道ではヒガンバナ科は耐寒性がなく、スイセン以外は露地では越冬しない」と。地球温暖化のせいでしょうか。しかし、北海道の露地植えのヒガンバナ、めずらしい写真です。「6年前に植えたのだが、初めのうちは長い葉だけを枯れても又出していたが、庭に植えて3〜4年、大人の親指くらいの球根が赤ちゃんの握りこぶし程になっていたのにビックリ、土の中で花を咲かせるために養分を沢山吸収して努力していたかと思うと・・・、どんなことでも努力ですね」とのことでした。
- 10月28日(土)
- 第二高校南側フェンスのヒガンバナ、15cm程の低い背丈の赤い花が1本だけだが、まだ咲いていました。日中は汗ばむほどでまだ半袖姿も、ヒガンバナも咲き続けているのでしょう。
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