県内には、340以上のアーチ式石橋(めがね橋)が残っています。本PC同好会が把握している範囲内で、市町村別にその分布状況を調べてみました。多いのは、県央の緑川流域、県北の山鹿・菊池、県南の芦北・水俣や人吉などです。地元の人でさえ石橋と気付かずにいることも多く、新たな石橋が発見される可能性もあります。今後、分布図が塗り変る可能性は多いにあります。(2001/07/25) ところで昨年まで市町村合併が相次ぎました。分布図にマウスオンすると、合併後の分布図も現れます。数字は市町村別の「石造めがね橋」の数です。現在までに本同好会が把握している県内のめがね橋は346基。(2007年7月6日の豪雨により、美里町の目磨橋と阿芹場橋と八代市の鍛冶屋自然石橋が流失しました。他にも、球磨村の一勝地橋、山鹿市鹿北町の中ノ川内橋、美里町の筒井前橋、甲佐町の往還の目鑑橋が河川工事等の為、撤去されています)
長い風雪に耐え、人々の暮らしに根づいた文化財が今でも、県内各地に数多く残っています。
アーチの美しさや力強さだけでなく、先人達の汗と涙の歴史を感じさせてくれます。
皆さん、県内の石造めがね橋をゆっくりと訪ねて見ませんか。
アーチの向こうの美しい風景や人情と出会う
ことができることでしょう。
平成13年6月の大雨で、産神社眼鏡橋が流失、復元の予定もないとのことで、阿蘇町の色が消えました。逆に、石橋空白町だった益城町や多良木町に色が付きました。石橋分布図を作成していく過程で、県内の市町村の読み方や位置を意外に知らなかったことに気付きました。皆さんは、白地図を見て市町村名が即座に言えますか? そこで、熊本の市町村名のページも作成することにしました。
上の分布図は2001年の94市町村時代の市町村区分です。その後市町村合併が相次ぎましたが、分布図としては狭い区分のほうが分りやすいので、しばらくこのまま利用します。なお、マウスオンすれば市町村合併後の分布図も現れます。他に、県内の市町村別めがね橋一覧やアーチ式石橋を写真で紹介するページも作成しています。
最終更新:2010/02/14 熊本国府高等学校パソコン同好会