古い街並み in Kumamoto U


今回歩いた地域は高々3〜400m四方で
唐人町、細工町、米屋町、魚屋町、新町等界隈です。
熊本市の旧市街で、交通センターと熊本駅に挟まれる位置になります。

歩いた地域の地図

明治10年に架けられた明十橋
今でも自動車が通る現役の石橋
明治8年に架けられた明八橋
隣の新しい橋に役目を譲り、憩いの場に
撮影:2007/08/06
 

古い建物を活用した熊本興しを!

 3年後に再び歩いて、ある建物の前に「管理」の看板を発見。「誰も使わない -->用済み」 と、壊されるのでないかと心配に。取り壊されて整地されている土地も点々と。新しいビルやマンションも次々。古い家を残していくことは大変。個人では限界も。数軒だけでは魅力も小さいが、地域一帯がレトロな街に変身するとなると、大きな観光資源に。消えゆく古い建物を、旧市街の一角に集めることはできないか。新幹線の駅にも近い。レトロショップやレストラン、ブティック等に再生できれば、魅力ある熊本の一翼を荷うことができるのでは!古びた建物をただ博物館に展示するのではなく、ショッピングやエンターテイメントの場として生かし続けることはできないかという提案です。インターネット時代の情報発信や流行発信には都会も地方もない、地域差なんて関係ない、アイデアや実行力次第ではないかと思っています。
 近くの坪井川には、明八橋と明十橋という肥後の名石工「橋本勘五郎」による石造眼鏡橋も!駐車場や休憩所、映画館や駄菓子屋さん等々、買い物から娯楽まで、子供から大人まで1日たっぷり楽しめる街をつくれないかという提案です。この地域には玩具や衣料品、日用品などの老舗の卸し屋さんも多く、ご協力いただけるのでは。更には、坪井川や白川にはボートや屋形船を浮かべるのも楽しそうです。ウォーターフロント熊本のシンボルゾーンの一つにも。熊本市の友好都市であるドイツのハイデルベルグや中国の桂林には、カール・デオドール橋や花橋という美しく大きな石造眼鏡橋があります。我が白川にも、大きな眼鏡橋を架けるのもいいですね。アーチの向こうにお城が見えるなんて抜群、熊本に新たな魅力が生まれるかと思います。
 私たちの考えが最良と主張しているのではありません。「皆んなで知恵を出し合い、熊本を活性化するアイデアを絞り出したい!」というのが私たちの願いです。このままでは隣県に飲み込まれてしまいそうな熊本かとも思えます。私たちの故郷を再生するにはどうすれば良いのでしょうか。ラフカディオ・ハーンは明治27年、熊本の第五高等中学校での講演「極東の将来」において「自分の死後百年経ったら、どんな結果を生むだろうか」と考えるのが政治家・・・と述べています。百年後、千年後の熊本や日本というより、もっと大きく「地球」全体を見据えた討議が必要なのかも知れませんね。(2007/08/06)

制作:熊本国府高等学校PC同好会


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