古い街並み in Matsuai


 宇城市不知火町松合には多くの白壁土蔵造りの建物が残っています。宇土半島の八代海に面した温暖な気候と穏やかな内海の恵みを受け、漁業と農業、醸造業が盛んな土地です。一方では、三方を山に囲まれた密集した家並みに、海風が吹き上げる為、一度火の手が上がると、火勢が強まり、大火の危険性も。特に文政9年から天保2年にかけての5年間には4度の大火で多くの家が消失。そこで、火災に強い土蔵白壁造りの家を建てるようになったとのこと。今でも80棟近くの土蔵白壁建造物が残っています。

 郷土資料館(0964-42-3560)やビジターセンター(0964-42-3550)もあり、それぞれ入場料無料(月曜休館)で、ビジターセンターには数台の駐車スペースもあります。このような施設の存在からも判ることですが、松合地区の土蔵白壁建造物は、ただ残っているのではなく、より積極的に住民の力で残しているということです。新しく住宅や店舗を建てる場合も、白壁土蔵造りのイメージの建物が建設されているようです。

撮影:2007/08/19

制作:熊本国府高等学校PC同好会


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