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大賀ハスとは、昭和26年、千葉市の東京大学農学部検見川厚生農場で、ハス博士といわれた故「大賀一郎」博士(当時関東学院大学教授)が、縄文時代に咲いていた古代ハスの種3粒を発見し、そのうちの一粒の開花に成功したものです。
本校の木下俊文元校長が、平成5年、大賀ハスを栽培している東京大学の事務官で弟の猛氏から譲り受け、それを本校の伊佐元教頭が増株・開花に成功させたものです。花はピンク、花心は黄色の見事な大輪を次々と咲かせます。早朝、朝露に輝く時が特に美しく、朝課外や部活動の生徒たちの心をなごませています。 | |
もう少し大きなハスの写真がこちらやこちらにも、いろいろあります。
夏の開花の頃(6〜8月)には、花の噂を伝え聞いたカメラマンの姿も多く、ハス池はまさに早朝撮影会といった雰囲気。朝露に光る早朝が一番でしょう。マスコミでも紹介され、愛好者も増えています。平成8年8月8日の8時8分、ハス池の周囲で第1回の「大賀ハスを愛でる会」が開かれました。100名ほどが集まられ、写真やビデオ、俳句、漢詩、和歌などの競作で賑わいました。その後毎年開催されています。 |
ハスの種の育て方
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次のようなメール(一部削除しており、実際のメールとは異なる)をいただきました。 > 大賀ハスとそれ以外のハスは外見上の差があるのでしょうか。 > 2000年前というと、人間にとっては非常に長〜い時間ですが、 > 植物にとっては、差がつく程の長い時間ではないのでは。 おっしゃる通りでしょう。私も、目で見て解るほどの外見上の大きな違いはないのではと。2000年の時を越えて花を開いたという、ハスの種子の生命力や古代へのロマンに大きな関心を抱いています。ところで、当地熊本の名物に「からし蓮根」がありますが、現在食用にされているハスは改良され、蓮根も大きく、質も(歯ごたえや味など)違うとのことです。更には、ハスをそのまま植えておくと自然交配が進みます。2000年間も交配されなかった花(種子)が残っていたということは、植物学的に大きな価値があるようです。本校の大賀ハスも種子で次々に増やしていけば、他の植物以上の速さで遺伝的な特徴が変わっていき、新たな品種が誕生していくそうです。ハスの品種が次々と増えていく理由です。観賞用のハスとも目に見えない生物学的な違いがあるようです。詳しくは東京大学農学部付属緑地植物実験所など、植物学の専門家にお聞きになるほうがいいかも知れません。私自身、全くの素人ですので、理科または専門家の先生にも尋ねてみたいと思っています。(2003/08/13) 大賀ハスということで購入された方から「白い花が開いた」との連絡をいただいたことも、自然交配の一例でしょう。 |
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