大賀ハス2008

6月下旬〜7月上旬は一つの池で毎朝10輪以上、最近でも5〜6輪は開花しています。
ハス池は、玄関横(正門を入って左側)とセミナーハウス前(体育館裏)に。

大賀ハスの開花は2004年は6月10日
2005年13日、2006年14日、2007年18日、今年は14日。
今年はハスの様々な部分に注目し、いろんな角度から撮影してみます。
 
最初、2つの池ともアブラムシが発生、駆除のお陰できれいな花が! 6月下旬から7月初旬は次々と開花、10輪以上開花したのが10日以上続きました
 今年の大賀ハス、当たり年では。5月末からつぼみが次々、数え切れないほど(10日には、少なくとも30以上!)、これだけ多いのは珍しい。
 
 6月14日(土)に最初の1輪が開花、翌日にもまた1輪、つぼみも40近くに、しばらくは次々と開花していきそうです。強い雨や風がないことを祈ります。
 
萼や花弁、何のためにあるのかな?雌しべを守るため? 花弁の数は色々、19〜22枚
 昨年、ハスのがく(正確にはほう、下に詳細と感想)について問い合わせ!それまで萼を確認したことはなく、花には当然「あるもの」と思い込んでいただけでした。つぼみ時に4つ(上の写真、花の直下の枯れたもの)あるようですが、次第に枯れ落ち、開花時には無くなっている時も。
 
 「花びらは何枚?」との問い合わせも。数えようとすると意外に難しいものです。数人に数えてもらったところ、各人の数が違う。分解して数えたら、結果は18枚!「どの花も枚数が同じなのか?」という新たな疑問も、別の花を数えたら19、20、21、22枚・・・等々、数は一定ではないようです。
 
花托は円錐状、その根元から雄しべと花弁が 4日目には花弁は落ちてしまい、花托だけに!
 花托かたく(花の中心部)の基部から萼や花弁や雄しべ、花托上面の点々が心皮(雌しべ)。開花4日目には花弁も雄しべも全て落ちてしまう。その後心皮が熟し果実(種子)に、花托そのものも熟し果托かたくと呼ばれるように。
 
 花托が蜂の巣はちのすに似ていることから「蜂巣はちす」と呼ばれるようになり、「ハチス」が縮まって「ハス」となったのが名前の由来という。果托は次第に大きく成長し褐色化、茎が枯れ、折れて下を向き、中の実が落下する仕組み。
 
 6月下旬になると、毎朝10輪近く開花しています。6月27日には14輪の花!雨風が強いと花も惨めな姿となります。特に、風は大敵ですね。
7月19日午前7時30分〜 ハスを愛でる会のスナップ  大賀ハスを愛でる会が7月19日午前7時30分〜。にわか雨で会場を屋内に変更。本校の体験入学と重なった為時間が早まり、参加者は少なかったようですが、ハスへの想いは一緒。花芽は今も次々のようで、開花は8月中旬まで続くのではないでしょうか。
がくほう
 手元の辞書(小学館の新撰国語辞典)によると、萼は「被子植物の花で、一番外側にあって、花を守る部分」、苞は「植物の芽や花冠の下部にあってそれを包んでいる葉」とあります。萼は花の一部で、苞は葉ということでしょうか。ハスの萼は正確には苞ということは、葉の名残り、葉が退化したものでしょうか。地下茎から真っ直ぐと茎が伸び、その先端に「葉」または「花」が付くという構造から考えると、「葉」と「花」は意外と近い関係なのでしょうね。今まで「葉」と「花」は全く別の器官と思っていました。つぼみの時は、4個の萼(苞)が十文字上にあるのが確認できますが、色・形とも花びらとは区別できません。葉には見えません、花びらと考えたほうが自然かと。ただ開花前になると、次第に枯れて花びらから離れ落ちてしまいます。「萼でなく、正確には苞」という説明に疑問も。ハスの萼(苞)は花びらか、それとも葉か?判らなくなりました。(どなたかアドバイス頂ければ幸いです。 2008/06/18)
 
第1日目、もっと開き方が小さい場合も。1日目はすぐしぼみます 4日目の午後、花びらが完全に落ちてしまった花托(果托)
ハスの開花
 「ひーらいた ひらいた 何の 花が ひーらいた レンゲの 花が ひらいた ひらいたと思ったら いつのまにか つぼんだ」という歌の「レンゲの花」というのは、ハスの花のことだそうです。レンゲ草(ゲンゲ)のことだと思っていました。確かにレンゲ草は「開いたり、つぼんだり」しませんね。ハスの花は朝開いて昼にはつぼみます。その繰り返しが3日続き、4日目は開いたまま花弁が落ちてしまいます。
  • 1日目:ほんの少し(3cmほど)徳利型に開くだけで、9時頃には閉じる。
  • 2日前:大きくおわん型に開き、昼ごろに閉じる。最も美しいのは2日目か。
  • 3日目:昼前には完全に開ききって、色も薄くなる。午後に閉じるが半開きの状態も。
  • 4日目:朝方完全に開ききって、午前中に花びらが落ち始め、午後には花托だけに。
立ち葉が伸びてきたのは5月の連休終り頃 大きな立ち葉で、浮き葉までは直射日光は届かない
ハスの写真はこちらにも! 
 
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