入学式が行われました

 

令和2年度入学式が行われました。
新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、新入生と職員のみで行われました。
学校長式辞を掲載いたします。


式辞
 校庭の木々も新しい芽を吹き、若い命が躍動する春の良き日に、新入生473名を迎え、ここに泉心学園熊本国府高等学校令和2年度入学式を挙行できますことは、本校関係者一同大きな慶びです。
 新入生の皆さん入学おめでとう。皆さんを心から歓迎いたします。さて、本校は来年創立80周年を迎える伝統のある学校です。「真に役立つ人材の育成」を建学の精神として、社会に貢献できる有為な人材を社会に送り出してきました。また、「礼節・創造・自立」の校訓のもとに現在850名の在校生が勉学に部活動に励んでいます。
 皆さんは今日からこの熊本国府高等学校での学校生活が始まります。今皆さんは、大きな希望と少しの不安が入り交じった複雑な気持ちでいることでしょう。どうか早く本校の生活に慣れ、勉学に部活動に若い力で精一杯取り組んでほしいと思っています。
 そこで皆さんが国府生としてスタートするにあたり充実した3年間を過ごすために次の2つのことを話したいと思います。
 まず第一は「夢を持ちその夢に挑戦してほしい」ということです。高校生活の中で、高い志を持ち自分の夢に挑戦してほしいのです。1年生の早い時期に「自分は将来こんなことをやりたい」「こんなことをやり社会に貢献したい」「自分はこんな人生をあゆみたい」などの夢を持ちそのための具体的な目標を立て、そこに向かって実行していく。学校生活を生き生きとした毎日にするためには、「志」と「夢」を高く大きく立てて、それを実現するぞ。という強い意志を持ってほしいのです。
 何かを実現させるためには、確かな学力は欠かせません。教科の授業を大切にし、家庭学習もしっかりやることが大事です。部活動でも努力しないで、自分は他人より劣っているという結論を早いうちに出さないでください。つらい練習を乗り越えて初めて気づくことも多くあります。「高校生活はある意味自己鍛錬の場でもあります。」頑張ってほしいと思います。
 第二には、「良い友人を作ってほしい」ということです。人生の中で一生の友となる人がどれくらいいるでしょうか。良き友を多く持っている人は幸せな人と言えます。高校時代は真の友人をつくるチャンスでもあります。学校は集団生活の場。学び合い励まし合いながらクラスの中で芽生えた友情や部活動や学校行事等の中で築かれた先輩後輩の関係は生涯の支えとなるものです。積極的に動いてたくさんの友人を作ってください。また、「人の生き方・考え方に最も影響を与えるもの」それは「人との出会いである」と言われています。クラスの仲間や先輩後輩との出会いを大切にしてほしいと思います。かけがえのない友情を育てること。それは一生の宝物になります。
 最後に私たち教職員は、皆さん一人ひとりの個性や資質・能力を最大限伸ばす事を目的にしっかりと指導して参ります。しかし、生徒のの皆さんの真剣な取り組みがなければ皆さんの目標は実現しません。先生たちと一緒になって自己実現に向けて一生懸命頑張って行きましょう。皆さんの高校生活が価値ある3年間になることを祈念して式辞とします。

              令和2年4月8日 熊本国府高等学校  校長 福田千鶴男

2020年04月08日