熊本国府高等学校長 石川博敏
また、将来の職業選択を睨み学校設定教科として「産業社会と人間」を設けました。第一学年においては学校周辺の複数の専門学校と連携し、ビジネス系、デザイン系、医療福祉系、理容・美容系あるいは保育・幼児教育等の中から三種の専門学校体験を通常の学習活動の中で実施することとしています。
ところで、新しい高等学校学習指導要領が三月に告示されましたが、今回の改訂においては総則の中で普通科高校も含めた全ての学校で、「キャリヤ教育」の推進を図ることが強く求められているところであります。 私たち人間にとって、人生をどのように歩むかということは重大な問題であり、人のほとんどが職業生活を通して自己実現を図って行かねばならない現実を踏まえれば、主体的に生き方や進路を選択決定できる能力を体系的に高めることは、青年期の真っ只中にある高校生時代の重要な発達課題であるととらえています。本校としては、今回の学科の改編及び多用なコースの設定と共に、教育内容、指導方法等を今後とも見直しを図りながら、「キャリヤ教育」の充実に努めて参ります。 平成21年6月 |