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「癩(らい)予防に関する件」制定 「放浪癩」と呼ばれる患者やその家族を、ハンセン病療養所に入所させるための法律。 |
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「癩(らい)予防法」制定 この法律の制定により、日本中のすべてのハンセン病患者を、療養所に隔離できるようになった。この法律に前後して行われた「無らい県運動」により、ハンセン病をすべてなくそうという「強制隔離によるハンセン病絶滅政策」が広まった。 |
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本妙寺(ほんみょうじ)事件 熊本県は、九州療養所の協力の下、本妙寺周辺にあったハンセン病患者集落から157人を強制収容し、全国の療養所に分散した。 |
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藤本事件 熊本県菊池郡で、村役場の元職員が殺害され、県の調査に対してハンセン病患者と報告された藤本松夫が殺人容疑で逮捕された。死刑判決を受けた被告は上告し、全患協を中心に救援運動が行われたが、昭和37年死刑が執行された。 |
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「らい予防法」制定 「癩予防法」を一部作り直した法律。「強制隔離」「懲戒検束(ちょうかいけんそく)権」などはそのまま残っていた。患者の働くことの禁止、療養所入所者の外出禁止などを規定したもの。 |
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竜田寮児童通学拒否事件 菊池恵楓園入所者の子供たちの保育施設「竜田寮」児童の通学に黒髪小学校のPTAが反対した。事件後竜田寮は閉鎖され、子供たちは、各地の養護施設等へ分散された。(映画「あつい壁」にも) |
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「らい予防法の廃止に関する法律」制定 90年に及ぶ隔離政策を廃止。法律の見直しが遅れたことについて、厚生大臣が謝罪した。 |
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ホテル宿泊拒否事件 熊本県が実施する「ふるさと訪問事業」において、ホテルが菊池恵楓園入所者という理由で宿泊を拒否した。 |
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ハンセン病には、誤解されてきた暗く長い歴史があります。患者を強制隔離したり、患者の家を消毒したりする事で、ハンセン病は感染しやすく大変怖い病気という誤解が広まったからです。ホテルの宿泊拒否事件など、まだハンセン病が正しく理解されていない証拠です。平成8年のらい予防法廃止や平成13年の熊本地裁判決など、ハンセン病問題は着実に進展しつあります。しかしまだ、私たちの心に潜む差別意識の解消など、課題が残っています。他人事としてではなく、自分自身の問題として対処することが大事なようです。すべの人の人権が尊重される社会の実現を祈ります。 熊本県健康福祉部健康づくり推進課のお許しを頂き、熊本歴史・人物のリデル・ライト両女史や宮崎松記博士紹介の資料として、加えて「ハンセン病についての正しい知識」を広めることに少しでも役立つことができればと、本ページを発信します。(2004/02/10) |
最終更新:2007/01/31