五百羅漢(ごひゃくらかん)
熊本市の西にそびえる金峰山の中腹に羅漢さんたちがいらっしゃいます。笑った顔、瞑想にふけった顔、おどけた顔、さまざま表情の羅漢さんたち、一つ一つ見て歩くと友人知人にそっくりの顔に必ず出会うことができると言います。熊本の商人淵田屋儀平という方が、安永8年(1779)から24年の歳月をかけて、肥前の国の石工了善に彫らせて奉納したものと言われています。
撮影:2002/11/04
羅漢さんたちの居られる場所を更に奥に進むと、剣豪宮本武蔵が五輪の書を著したと伝えられる霊岩洞です。平安時代の女流歌人桧垣(ひがき)も、霊岩洞に安置されている岩戸観音を信仰し、晩年にはこの近くに居住し、岩戸観音で修行したと伝えられています。周辺には、金峰山への登山道や夏目漱石の小説「草枕」で有名な天水町(小天の里)へ続く「草枕ハイキングコース」もあります。阿蘇市小嵐山の羅漢さんも!
制作:熊本国府高等学校パソコン同好会
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