甲突川五大石橋復元工事!

 今、鹿児島では、県の事業として、大々的な石橋の移築復元(復原?)工事が進んでいます。岩永三五郎をはじめとする肥後石工たちが、命を懸けて手がけたアーチ石橋を末永く保存紹介することとなったのです。石橋記念公園(鹿児島市浜町、桜島桟橋の東方向)が生まれようとしています、ここに紹介します。(1999/08/24)

 鹿児島市内の甲突川に架設されていた「5大石橋」は新上橋(弘化2年)、西田橋(弘化3年)、高麗橋(弘化4年)、武之橋(嘉永元年)、玉江橋(嘉永2年)の5橋である。いずれも肥後の石工「岩永三五郎」の手になるもので、「島津の威厳を示す豪華な橋を」という島津藩の要望に応えるため、三五郎が全身全霊を打ち込んで造り上げた石橋。堅固でしかも優美で豪華なアーチ橋で、長い間市民に親しまれてきたもので、鹿児島の誇りでもあった。
 河川改修や車社会へ対応するため全てが撤去されたのだが、その5大石橋の一部が、今復元されつつある。
西田橋移築復元工事の案内板
周りにはクレーンやトラック等が忙しく動き回っており、現場は立入禁止。
西田橋移築復元工事を高麗橋側より(手前の工事はコンクリート橋か?)間の川も石橋が設置されることを祈りたいのだが。 ほぼ原形を表した西田橋
周辺整備が終われば完成か、敷地内には石橋資料館の建築も進んでいる。
高麗橋(左写真)

玉江橋(右写真)
高麗橋は、西田橋の復元現場の東隣に、移築復元されている。
橋の背景には桜島が、実にすばらしい光景だ。

玉江橋は、高麗橋の復元現場の南側に、移築復元が終わっていた。
石橋は川に架設されてこそ、これも復元のポイントか。

 写真はいずれも、平成11年8月24日撮影。全ての橋とも工事中の為立入禁止。工事終了後、再度訪れなければ。(完成後のページがここに

鹿児島県立石橋記念館(鹿児島市浜町1-3 TEL 099-248-6661)

 石橋は元々の場所で、末永く利用され続けることが理想ですが、諸事情で不可能な場合も。郷土の文化遺産を次世代に残そうと、移築復元に取り組んでいる鹿児島県、大いに敬意を表したい。あわせて、取り壊されていったその他の石橋の復元も願いたいものです。あわせて、我が熊本の御船川目鑑橋等の復元への期待、更に膨らみます。

最終更新:2001/03/14

<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会

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