本サイト「肥後の石橋」では「石造眼鏡橋(アーチ橋)」を中心に扱っていますが、本ページでは橋の種類を考えてみたいと思います。まず、いろいろな橋の写真を紹介します。「あれ!これも橋?」なんてなものもありますね。この他にも、珍しい、面白い橋があるかと思います。ご存知でしたら、お教え頂ければ幸いです.。
飛び石橋(玉名市) 万葉集などでいう石橋(いわはし) |
沈み橋(美里町) 水かさが増すと水中に沈む |
屋根つき木造橋(阿蘇市) 濡れて腐らないように屋根が! |
八つ橋(嘉島町) 京都の銘菓「八つ橋」の名の由来? |
つり橋(八代市泉町) 元々はかずらや縄で吊っていた |
流れ橋(八代市泉町) 流れることを恐れない橋 |
丸木橋(山都町) 都合よく倒れてくれた木が |
アーチ鉄橋(南阿蘇村) 石造眼鏡橋から金属アーチへ |
木造桁橋(熊本市小島中町) 東御幸橋、昭和56年架橋。マウスオンの写真は山都町の眼鏡橋「瀬峰橋」の横に自動車通行用に架けられた橋 |
木造アーチ桁橋(菊水町) 菊水ロマン館近くの江田川に。アーチの部分は鉄骨を木で覆ってあるようだが、自然な木肌は周囲の景観にもピッタリ |
自然石橋(南阿蘇村) 本物の橋ではなく、眼鏡橋のようなアーチが自然に出来たもの。これを見てアーチ橋を考案したとも。県内にも幾つか。これは南外輪地蔵峠登山道北側尾根に。グリーンロードから撮影(2005/10/30)。マウスオンは八代市東陽町の天然石橋 |
橋の種類といっても、分類方法も色々。材質、形状、目的等、分類法も様々です。材質からは、石橋、木橋、コンクリート橋、金属橋、・・・。形状からは、アーチ橋、桁橋、つり橋、丸木橋、合掌橋、トラス橋、ラーメン橋、斜張橋、・・・。目的別なら、車道橋、歩道橋、鉄道橋、水道橋、跨線橋(線路の上に架けた橋)・・・。他にも、流れ橋(洪水時に橋板を流れさせて橋全体の崩壊を防ぐものや、橋板をロープで繋いでおいて、減水後手繰り寄せて復旧するものも)、沈み橋(洪水時には水面下になるもの)、舟橋(舟を並べたもの)、屋根つき橋(外国には昔から多いようですが、近年日本でも増加)等々、いろいろあります。
万葉集など古典文学の世界に登場する橋もいろいろ、石橋(いわはし、石を並べただけの飛び石橋のこと)、土橋(丸太などの橋面に土を敷いて歩きやすいようにしたもの)、八つ橋(数枚の板を稲妻状に連結して架けたもの。元々浅瀬を選んで板を渡したので、左右に折れた形に)、打橋(一枚の板などの移設可能なもの)、浮き橋(舟橋、舟を並べ、その上に橋板を渡したもの)などです。ところで、京都銘菓「八つ橋」の缶に「八つ橋」の絵がありました、関係ありそうですね。形が似ているからでしょうか。 私たちの「肥後の石橋」では「石造アーチ橋」を中心に発信していますが,その「石造アーチ橋」の呼称だけでも「眼鏡橋」「目鑑(めがね)橋」「めがね橋」「太鼓(たいこ)橋」「虹橋」「拱橋(きょうきょう)」「反(そり)橋」など様々。更には、一つの橋でも複合的に組み合わされている場合もあり、単純には区分できないものもあるかと思います。 |
<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会