作者自己紹介


観測機材:
ビクセン
GP-R200SS・SM
口径 20cm
焦点距離 800mm
PROFILE

Name; T.Uchida
Birth; 1981.1.30

96年春、熊本国府高校に入学。1999年に卒業。
このページ「SKY FANTASY」は、在校中の1997年に生徒が作るページとして、同校のサイト内に開設しましたが、現在でも卒業生としてページの更新を続けています。とはいえ、どうしてもマニアックなページになりがちです。趣味で11年前から天体観測を続けています。


まだ観測機材は豊富ではないが、
これから充実させていく予定です。



星が好きになったきっかけ
 

 わすれもしない・・・。あれは1992年9月12日土曜日。当時小6だった私は、クラスの学級活動で博物館のプラネタリウム見学に参加しました。
 そこで、土星の紹介があり、「午後8時頃南東の空に見える」と解説者が説明されました。好奇心旺盛な私はその数日後、口径6pの小さな屈折望遠鏡を持ち出して、南東の空に輝くそれらしき明るい星を導入し、覗いてみたのです。
 すると、そこには小ぢんまりとした環のある天体が!! 私はとっさに「土星だ!」と叫び、環を持つ幻想的な土星の姿に言葉では言い表せないほど感動していました。
 その土星との運命的な出会いののち、私は宇宙のロマンにすっかり浸ってしまい、観測機材も揃えて本格的な天体観測・撮影を行うようになったのです。

 天体観測を始めてもう11年。天文との出会いが私の人生を大きく変えてしまったように感じる今日このごろです。今後は、車の免許を取り、望遠鏡を山へ運んでの本格的な観測をやってみたいと思っています。その他にも、冷却CCDカメラによる撮像も始めてみたいです。今や、天体観測もITの時代なんです。望遠鏡とコンピュータとの連結は欠かせなくなっています。冷却CCDで撮った画像をコンピュータで天体画像処理し、どんどん素晴らしい天体写真作品を作って、このSKY FANTASYで紹介していきたいと思っています。
 将来は、この趣味をいかして生活していくかははっきりしませんが、今では趣味の粋を超えた生き甲斐にすらなっています。


ある夜の作者の観測紹介


天文経歴
私の天体観測ヒストリーです。

1987年 9月23日 沖縄皆既日食。九州では食分の深い部分日食。
曇天で見れなかったが、昼間なのに辺りが薄暗くなったのがとても印象に残り、日食が好きになる。当時6才。
1988年12月25日 6cm屈折の天体望遠鏡を貰う。
当時7才。幼少の為、惑星などは見ることができなかったが、月を見せてもらったりした。そのうち、太陽の黒点を自分で見て、好奇心を誘われる。
1992年 9月14日? 6cm望遠鏡で、初めて土星を見て感動!
この瞬間、天文ファンのスイッチが入った。当時11才。
1992年 9月20日? 10cm反射経緯台の望遠鏡を貰う。
1994年 7月18日? シューメーカー・レビー・第9彗星の木星衝突
6cm屈折望遠鏡で、木星にできた黒い痕を観測。当時13才。
1994年 7月21日 スペースシャトル「コロンビア」の飛行を肉眼で見る。
当時、向井宇宙飛行士がシャトルに搭乗していた。
1994年11月30日 スピカ食を観測。
10cm反射望遠鏡で暗縁出現を観測。
1995年 1月11日 20cm反射赤道儀の望遠鏡を購入。
1996年 3月25日 百武彗星が大接近
20cm望遠鏡で観測。近眼のため、肉眼での百武彗星は「ちぎれ雲」にしか見えなかった。
1997年 3月 ヘール・ボップ彗星が接近
当時、運悪く入院していたため、最接近の頃はほとんど観測・撮影できなかった。当時16才。
1997年 3月 9日 部分日食(食分70%)を初めて見る。
長年憧れ続けていた日食をついに見ることができた、と喜んだ
1997年 9月17日 皆既月食を初めて見る。
こちらも長年憧れ続けていた月食だったので、見られたことを喜んだ
1997年10月16日 土星食を観測。
20cm望遠鏡で観測。デジカメで撮影。
1999年11月18日 NHKのテレビニュースで、ヨーロッパ上空での「流星雨」の映像を見て衝撃を受ける。
テレビの映像とはいえ、初めて見る流星雨の映像だっただけに、私の中では大ニュース。
2000年 7月16日 皆既月食を見る
曇が多く、あまり見えなかった。
2001年11月19日 しし座流星雨が日本上空で起こる
阿蘇山で流星の雨を見た。流星雨を見るのが一番の夢だった私にとって、まさにこの日は「夢が叶った最高の日」!
嬉しくて、涙が溢れた。
2002年11月19日 しし座流星雨をアメリカで観測
アリゾナの砂漠地帯で見たが、猛烈な寒さに耐えられなかったり、流星光度が暗くて見応えがなかったせいで、観測を途中放棄してしまう。また、カメラのシャッターが切れないトラブルに見舞われ、撮影も大失敗。