熊本城
開園時間 (4〜10月) 8:30〜18:00
(11〜3月) 8:30〜17:00
(夏休み期間)8:30〜20:00
12月29日〜31日は休園
入園料 大人(高校生以上)500円
小人(小・中学生)200円
熊本城総合事務所
施設管理課
電話:096-352-5900
お城周辺の地図がここに(約170kb)


 熊本のシンボル、それは熊本城かも知れません。特に他県人には、「熊本=熊本城」というイメージがあるようです。確かに熊本城は市の中心部に緑の楠の大木を従えて、でんと構え、森の都「熊本」の象徴的建造物と言ってもいいでしょう。熊本城は、加藤清正(熊本人は、清正公のことを親しみを込めて「せいしょこさん」と呼ぶ)が、1607年に完成させたものです。城内に入ると真っ先に目につくのが大楠と石垣、楠は熊本の県木でもあり、石垣は独特の曲線を描く「武者返し」と呼ばれるもので、石垣の上部になるにつれて反り返し、簡単には登れないような構造となっています。

 この熊本城築城に従事した石工は、加藤清正が近江(滋賀県)から連れてきた石工(近江石工)たちです。彼らの子孫に「肥後の石工」のルーツの一人である石工「仁平(にへい)」と彼のグループの存在があります。仁平は長崎で石橋の技術を習得し、帰郷後、彼やグループの手によって、黒川の眼鏡橋や門前川橋(御船町)などを造ったといわれています。熊 本城の「武者返し」は、まさにアーチ石を横にしたようなもの(?)だから、納得できる話しですね。

 
応仁年間(1467年) 出田秀信、茶臼山東端丘陵に築城
明応5年(1496年) 鹿子木親員、茶臼山西南麓に築城
慶長6年(1601年) 加藤清正、茶臼山に築城着手
慶長12年(1607年) 新城完成、隈本城を熊本城と改称
嘉永9年(11632年) 細川忠利、肥後藩領主として熊本城に入城
明治4年(1871年) 廃藩置県により肥後藩が熊本県に
明治政府、鎮西鎮台を熊本城内に設置
明治10年(1877年) 西南の役、原因不明の出火により天守閣焼失
昭和35年(1960年) 天守閣復元落成
 
場内を無料で案内してくれる「熊本城レディースガイド」サービスもあります。
頬当御門(ほほあてごもん)から天守閣までの30分間、場内の史跡や歴史を説明して案内してくれます。
 ガイド出発時間は 9:00 10:00 11:00 12:00 13:00 14:00 15:00 16:00 となっています。
熊本城周遊バスも!
周遊バスは朝8時30分から夕方5時まで、熊本駅を始点に、交通センター経由で、毎日熊本城周辺の観光地を結んで、30分間隔で運行しています。料金はどこまで乗っても大人130円、子供70円で、1日乗車券が大人300円、子供150円で。

 肥後の石工や石橋については、別ページ「肥後の石橋」をご覧下さい。

 熊本城の写真が幾つかここにあります。 お城周辺の地図も(約170kb)


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