「海達公子遺稿詩集」より、もう少し紹介致します。
「てふてふ」 てふてふが ひらひらとんできた もちっと向ふへ とんでいけ あまちゃの花が さいている |
「夕方」 なたねが きいない 向ふの方に 人のせた馬が ぼつぼつ通る (きいない:黄色い) |
「学校」 学校へきたら たった一人であった 机たたいたら 教室一ぱいひびいた |
「おみや」 おみやの たつおと たん たん たん 大きいまつの木に ひびいている |
「ゆうだち」 ゆうだち ゆうだち ばらのはが おどり出した |
「まつむし」 まつむし なき出した 青い山 |
「ゆうだち」 ゆうだち やんで 日がてった 白い にわとり こけつこう |
「うき草」 小さい小さい うき草 池いっぱいで あゆべそう (あゆべそう :歩けそう) |
「ばら」 まっかい まっかい ばらの花 目にはいってるうちに 目つぶって 母ちゃんに 見せにいこう |
「かげ」 お日さんが 青い田の上を 白いくもにのって はしっていった |
「やなぎ」 ゆれている やなぎを 見ていたら すずめがとまって ないていた |
「にじ」 にじがたった 三日月さんより 大きいな 三日月さんより きれいだな |
<制作>熊本国府高等学校パソコン同好会 |