『熊本の水産物』


おみやげに喜ばれる車エビ
 

 天草(あまくさ)での「クルマエビ」や「タイ」、有明海(ありあけかい)での「のり」や「あさり」などの養殖漁業(ようしょくぎょぎょう)が盛んで、いずれも日本でも有数(ゆうすう)の生産高(せいさんだか)をほこっております。そのほかにイワシ、アジ、サバなどの天然(てんねん)ものの漁獲量(ぎょかくりょう)も多く、アワビやワカメなど新鮮(しんせん)なものがいつでも手にはいるところです。

 
主な水産物
水産物 生産高 全国シェア- 調査年
ふぐ類 654トン 15.1% 2004
くるまえび 265トン 14.0% 2004
ま鯛(養殖) 9,572トン 11.8% 2004
板のり 105570万枚 11.5% 2004
養殖真珠 1592kg 5.5% 2004
熊本県発行「熊本のすがた2008」より
上の表のデータと下のうたせ船以外が作成当時(1995年)のものです。
 
うたせ船
 熊本県南部の不知火海には、真っ白い帆をいっぱい膨らませた舟が、うたせ網という網で海底の獲物を引き上げるという、まさに風まかせの伝統漁法が残っています。網を引き上げると、クルマエビやイシエビ、カニ、シャコなど・・・。
 母港は芦北町の佐敷港で、現在でも30隻のうたせ船が活躍しています。晴れた日に30隻の打たせ船が、海に浮かぶ姿はすばらしいものです。現在では主に観光漁業です。

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