すすき(薄) 「秋の野に咲きたる花を指折り数ふれば七草の花 萩の花尾花葛花撫子の花女郎花また藤袴朝顔の花」 万葉集にある山上憶良の秋の七草の歌であるが、ここでは尾花(動物の尾に似ていることから)。ススキを刈って屋根をふいたことから「カヤ(刈屋)」とも。花が終わると穂全体が白くなります。植物オンチの私、「ススキが花だ」とは、今もって信じられませんが、風になびく姿は、秋の情景そのものですね。 |
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ゲンノショウコ 御船町吉無田高原にて、10月5日 整腸剤として有名で、「現に証拠」というように、「飲むとすぐ効く」ところからきた名前のようです。名前の由来って、面白いですね。可憐な紅や白の花で、イシャイラズなどの別名もあり、実に薬草らしいというか庶民的な別名です。 |
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ゲンノショウコの利用の仕方 7月下旬から8月ごろに、根ぎわから茎ごと刈りとり水洗いをして泥を落として束ね、できる限り葉を落とさぬよう、風通しのいい所で充分陰干し乾燥させて、紙袋に保存。 下痢止めには、1日5〜7gを200gの水で煎じて、3〜4回に分けて飲む。お茶のかわりに常用すると健康によいとのこと。また、色によって地方ごとに赤が効くとか白がいいとかあるようですが、色によっての効能の差はないそうです。 おできやしもやけに患部を洗ったり、お風呂に入れて入浴剤にも。 また、草木染めの材料(黒の深みのある色がでる)にも使われます。 |
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ツリフネソウ 西原村の南外輪で、10月5日 花の形が帆掛け船をつり下げたように見えることからの名前のようです。この場所は日当たりのいい小川の岸辺でしたが、すぐ近くの杉林の下にも群生しており、黄色い花もありました。 |
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サイヨウシャジン(細葉沙参) 最初、ツリガネニンジン(?)としていたのですが、訂正させていただきます。ツリガネニンジンは久住では見るものの、熊本では見かけないと連絡をいただきました(中山賀央先生より)ありがとうございました。 10月5日、西原村の南外輪です。外輪山の草原の土手などに次々に咲いており、紫色の釣り鐘のような形で、めしべが1本突き出ているのが印象的でした。 |
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アザミの蜜を吸う蝶 西原村にて、10月5日撮影 アザミの花は終わりかけていましたが、蜜は今が一番おいしいのかも、次々とやってきていました。 ところで、この蝶の名前は知りません。どなたか教えていただけましたら幸いです。花や蝶の名前を知っていたら、自然散策ももっと楽しいでしょうね。 |
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キキョウ(桔梗) 秋の七草のひとつ、野山で見つけることができず、庭に咲いていたものを撮影(10月12日) 前述した山上憶良の歌の「朝顔」がキキョウだということです。(牧野富太郎「植物の知識」より) |