国府高校を卒業して

平成12年3月の本校卒業生に近況や
高校時代の思い出などを語ってもらいました。


普通科卒 K.S(O中出身)
九州看護福祉大学人間社会学部1年

 私が九州看護福祉大学に人学して一ケ月と少しが過ぎました。大学生活に対して、また初めて体験する1人暮らしやアルバイトなど様々な不安や戸惑いもありましたが、少しずつ慣れてきたところです。 私は、今、「社会福祉」について勉強をしています。社会福祉は、新しい制度も加わりより複雑になってきたと思います。
 しかし、社会福祉は以前から学びたいと思っていたことで、大学の授業の方も心理学やカウンセリングといったものもあり、とても興味深いものが多く、毎日気合いを人れて頑張っています。
 大学が高校と違うところは、何でも自分で考えて行動ができるというところです。時間割りも自分の目標に合わせて科目を選び、組むことが出来ます。また、大学では自由な時間がたくさんある分、その日何があるかなどをきちんと把握していないと、全て自分の責任になるので、考えて行動をとらなければなりません。
 高校生活を振り返ると、部活に勉強に精一杯頑張ることが出来た充実した三年間でした。在学中はサッカー部に所属していました。三年間サッカーを続けたことにより、技術が身につくと同時に、人間的にも成長することが出来たと思います。学習面では毎日少しでも机に向かうように心がけていました。それから平成13年度に行われるインターハイの高校生委員に選ばれたことも自分にとって大きなプラスになったと思います。国府高校は、部活動も盛んで活気のある学校だと思います。先生方もとても熱心な先生方ばかりでいろいろなことに挑戦でき、努力した分だけ自分を伸ばしていける学校だと思います。私は国府高校で三年間過ごせたことを誇りに思い、本当によかったと今、改めで感じています。
 最後に、在校生のみなさんは自分の夢や目標を早くみつけ、その夢や目標に向け頑張って下さい。そして、国府高校に人学してよかったと思える充実した高校生活にしていって下さい。それから三年間お世話をしてくださった諸先生方には、深く感謝しています。本当にありがとうございました。


商業科卒 K.M(K中出身)
熊本学園大学商学部1年

 私が熊本学園大学に入学して早くも一ヵ月が過ぎました。最初の頃は、大学生活に慣れなくて、一日が終わる頃には、もうクタクタに疲れ果てていました。しかし、今はようやく慣れてきてやっと自分は大学生であるという自覚も出てきました。
 大学と高校の大きな違いは、自分でやることを決め、行動することです。しっかりと自分で考えて行動しないと間違った方向へと行ってしまいます。私が一番最初に考えたのは時間割を決めることでした。どの時間帯にどの科目を受講するかで随分悩みました。
 高校時代を振り返ってみると、三年間とても充実していたと思います。入学当初は、戸惑いがあったけれど、日が経つにつれ、友達も増え、楽しい毎日がおくれるようになっていきました。
 また、私は勉強にも力を注いだと思っています。2年生から会計コースに入って、簿記の勉強をたくさんしてきました。課外にも積極的に参加し、2年生のとき、一月の全商簿記検定で1級に合格しました。その時は、喜びと驚きが混ざりあってとてもうれしかったです。3年生では、日商簿記検定2級にも合格し、さらにうれしく感じました。検定に合格すると、自分の一生の宝物となるので、大学でも多くの検定に挑戦していこうと思っています。
 私は、将来の夢として「なりたい職業」があります。それは、国府高校で三年問勉強して見つけたものです。もし、国府高校に来ていなかったら、その夢はなかったかもわかりません。今大学では、その夢に向かって勉強しています。これから先、夢が実現できるようにがんばっでいきたいと思います。
 最後に、三年間という貴重な時間を国府高校で過ごすことができて本当に良かったと思っています。お世話になった諸先生方に感謝しています。ありがとうございました。


情報処理科卒 K.F(S中出身)
株式会社ベスト電器 CTくまもと

 五月、新社会人がかかる五月病の季節です。私はどうやら、かからなくてよさそうです。それは私に「自信」があるからです。
 高校時代、何にでもすぐ飽きる私が、三年間生徒会に所属していました。所属時、生徒会の人員は1年目は10人程いたのですが2年目から4人になりました。4人だと手がまわらなかつた事もあれば、良策が出なかったこともありました。先生方に厳しい言葉で指導を受けたこともあり、嫌になって放り出そうと思ったこともありました。
 しかし、私たちに生徒全員のことを任されていたのだから出来ませんでした。この生徒会活動に励むことで、私達は責任感が強くなりました。
 この経験が今の自分に自信を与えてくれたのです。誰でも物事に慣れてきた頃に失敗をします。私も仕事で、もう何回も失敗をしました。五月病にかかった人は「あー嫌だ。また失敗した。もう辞めたい。」等と思うでしょう。けど私はそうは思いません。どんなに苦しくても、頑張り抜くことが出来た日々があったからです。失敗を恐れず、失敗を糧として、次を頑張ろうと思います。
 国府高校は、私に本当に良い経験を与えてくれました。学校は、自分の為になることをたくさん教えてくれます。その良き環境で、みなさんも何か自分が一生懸命になれることを見つけて下さい。一つでもいいから、自分が自信を持って頑張ったと言えることが出来たのなら、それは自分の自信になります。自分を誇りに思えるよう、自分を磨き上げて下さい。

平成12年6月


学校紹介のページへ  卒業して(平成10年 平成11年