都城市五十市中学校の皆様より
平成11年5月14日、「明日への伝言」を社会科教材として使用された、宮崎県都城市五十市中学校の3年生の皆様より、感じた事、考えた事をまとめた感想文を送っていただきました。ここにその一部を簡単に紹介します。
- 国府高校の皆様へ。こんにちは、「明日への伝言」を見てこの手紙を書きます。はじめに驚いたことは卒業式がなかったことです。卒業式はあって当たり前と思っていたのに、空襲で卒業式がなかったなんて、それほど大変だったんですね。戦争のことあまり知りませんでしたが、こんなホームページを作っている人もいるなんて、戦争は忘れてはならないものだと思いました。大切なことを教えていただきました。
- 私は平和な時代に生まれて本当に幸せです。戦争のことは怖くて耳をふさいできた私ですが、過去の過ちを二度と繰り返さないためにも、少しずつ戦争のことを知っていきたいと思います。今、ユーゴで空爆があって、たくさんの人が犠牲になっています。このままでは何も変わらない、という事に早く気付いて、戦争をやめてほしいです。
- 私は戦争を体験した事はないから、本当の怖さは知らないけど、戦争は絶対にしたくありません。今も世界のどこかで、戦争が起きています。この世から戦争がなくなるように、私は祈っています。
- 今まで歴史の授業ではいろいろと勉強してきましたが、ほとんど長崎と広島の原爆のことだけと頭に入れていたので、熊本にも大きな空襲があったのには驚きました。
- 戦争は忘れてはならないものだと、あらためて思いました。
- 自分達の知らない事だからこそ、目を向けていきたいと思いました。
- 戦争のせいでかなりの人が死にました。戦争に何の意味があるのかと思いました。このビデオを見て、戦争ほど無意味なものは無いと、僕は思った。
- 戦争は多くの人の命を奪ったので、とても残酷だと思っています。だけど、日本も同じ事を他の国にしてきたので、日本も悪いと思う。
- 僕たちは戦争のおそろしさを知りませんでしたが、このビデオを見て、戦争の本当のおそろしさが少しですが分かった気がします。
- 今は平和な日々ですが、いつその平和が崩れるか解かりません。だから私は今を大切にして、日頃から戦争の苦しさを忘れないようにしたいです。
- 焼夷弾の話で、お母さんが「逃げなさい!」と言って、自分は死んでしまったことを聞いて、すごくショックでした。私は戦争の恐ろしさを分からないかも知れません。でも皆が悲しくなるようなことはあってはならないと思います。戦争は二度と起こしてほしくはありません。私に出来ることがあれば、何でも積極的に取り組んでいきたいと思います。
- 私は国府高校の第1回卒業式が空襲のため、まぼろしの卒業式になったことを知って、とてもびっくりしました。戦争のせいで、いい思い出ができなかったというのはかわいそうだなあと思いました。でも、そのことで国府高校の皆さんは「平和」についてホームページを作っているということを知って、すごいなあと思いました。(本同好会としては、ちょっと気恥ずかしいのですが、僕たちにでなく「平和を考えるページ」を作成し始めた先輩たちへの言葉ですので、追加させていただきました。)
29人の方から、お1人お1人もっと長いお手紙をいただきました。ここではその一部を抜粋して紹介させていただきました。五十市中学校の生徒のみなさま、ありがとうございました。(99/07/06)
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