数学というより心理学の分野とも思われますが
問題解法において,図に惑わされないことも大事なこと!
「錯覚について」,普通科3年の林君がまとめたレポートです。
ボクシングでは,背の高いほうがリーチが長いので有利。 ところで,上の図の二人は同じ身長です。 立っている人が大きく見えるでしょう。 人間の目,当てになりませんね。 |
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この絵は柱を境に 左右の絵が 別々の絵である かのように アーチが ずれて見えます。 実際は 一枚の絵の中に 柱を書いたものです。 (この絵は正確に書いたつもりですが, もう一度書き直すべきかな?) |
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左のシルクハットは縦長に見えるが,実際はシルクハットの山の高さとつばの幅は等しいのだ! 垂直部がつばと交わっているため,つばの見かけの幅は狭く見え,つばが薄いのに反して山はうんとかさばっているので,錯覚が生じる。ところで,つばと山の高さが同じ長さに見えるようにするためには,右のシルクハットのように,つばの長さを4分の1ほど増やす必要がある。 |
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垂直な平行線が くっついたり(右) 離れたり(左) するのは 両側にある内外の ワニ足模様(斜線)のせいである。 この効果を最初に 記述したのは 19世紀,ドイツの フリードリヒ・ツェルナー。 左のような模様は 目を外側にそらせるので 中央部では実際以上に 開いて見え集束する。 右は全く逆の効果を生じる。 |
人には,細いものは長く,太いものは短く
楯は長く,横は短いと見る先入観があるらしい。
先見た目に惑わされないように注意という事でしょうか?
数学ではよく図を使うが,描き方によって,
ヒントや解法につながる図もあれば,逆の場合も,注意しなければ。
ところで,錯覚をうまく利用して得することを考えられないかな・・・・・!