第12号 2003年1月27日(月)発行 文責:鳴海秀人
イスラム世界の授業を終えて 授業では、「イスラム教の成立」から「アッバ−ス朝」時代までをやりました。 イスラム教もイスラム世界も、私たち日本人にはあまり馴染みがありません。知らないこと、わからないことが多いと思います。それなのに、「悪」のイメ−ジだけは強いようです。「悪い」から「やっつけろ」、「戦争だ」というのであれば、地球は恐るべき事態となるでしょう。 今、「アメリカのイラク攻撃」には絶対反対という声が、世界中で高まっています。とりわけヨ−ロッパでは、「攻撃反対」が5割を超えたと聞きました。 21世紀が平和であるためには、理性が必要です。みなさんが理性を持った大人となることを願い、そして、そのためには「考える人となる」ことを願って、授業を進めてきたつもりです。 私たちとは「異質の世界」が存在すること、自分とは「違った考え」を持つ人がいることを、まず認めることから始めましょう。 いつもの通り、授業を終えてのみなさんの感想を書いてもらいましたので、何点かを紹介します。 |