Q9.金魚のふやし方は?


A.

 ふつう、3月下旬ごろから6月上旬くらいまでに産卵します。オスとメスを入れなくては産卵しません。1尾のメスを2・3尾のオスが追い回すようでしたら、その動きが産卵行動です。もしこのような行動が始まったら、フサモやホデアオイ等の水草を水槽に入れると、メスはそれに産みつけ、オスは精子を出します。そのときは、卵を洗面器などに入れ、親金魚から隔離しなければ卵は親に食べられてしまいます。

 水温を20〜25度を維持します。3〜5日で孵化します。

注意:繁殖を考える場合は、その前に稚魚のエサの準備をしておくこと。孵化してからでは遅すぎます。

赤ちゃん金魚のエサ(長洲町の「金魚の館」からのアドバイスメールより)

  1. 生まれてから1週間ぐらいは「ワムシ」を与え、その後1週間ぐらいは「ミジンコ」を与える。市販されているエサでも対応はできるが、生きたエサが一番。
  2. 生エサの培養も可能。「ワムシ」や「ミジンコ」、そのまたエサとなる「クロレラ」も培養できる。
     (ミジンコだけでも構いません)
 
参考(質問メールへの回答より)

 金魚の稚魚(赤ちゃん金魚)のエサとなる「ミジンコ」ですが、バケツ一杯の水に鶏ふんを一握り程入れておくと、簡単に繁殖させることができます。ミジンコは産卵と同時に準備しておく。稚魚のエサはミジンコなどの生餌が一番ですが、粉末の人工エサを使われる場合は、与えすぎにご注意!残ったエサが腐って水を汚し、危険!稚魚の間は水換えも難しいものです。

 なお、稚魚を育てることは難しいので、幾つかの洗面器などに小分けにして育てたほうがいいでしょう。稚魚の成長には危険がいっぱい。一緒に飼えば、全部が死んでしまうことにも。危険分散です。お腹に「卵黄のう」がある間はエサは必要ありません。エサを食べるようになってしばらく経ったら、同じ大きさのもの同士で飼います。また、稚魚のエサは人間の赤ちゃんと同様に、1日に何度も(昼間は3時間おき、寝る前に1度など)やったほうがよい。生餌なら、食べ尽くしてから与えるというように回数を減らしても大丈夫でしょう。しかし、全部の稚魚を成長させるのは至難の業だということも知っておいてください。

 
メニューへ