Q7.飼う金魚の数はどのくらいか?


A.

 金魚の数は、飼う場所(水槽の大きさ、池の大きさ)の条件とか予算で決めますが、初めのうちはなるべく少なくすることです。
 そして、量よりじょうぶで品質の良いものを選ぶようにしましょう。目安として60cmの水槽の場合、2才魚で5尾が限度でしょう。

 

同じ大きさのを一緒に飼うこと:
大きい金魚が小さいのを食べてしまうそうです。特に目がうまいそうで、他の金魚などが目を食べてしまうこともあるそうです。中にはふんを食べようとして内蔵まで食いちぎる例もあるようです。

ひとりぼっちにしないこと:
金魚は集団生活が大好きです。水槽の中でも、いつも誰かと一緒に居たいんです。寂しがりやなのです。だからといって、水槽に詰め込み過ぎは問題。
質問メールより
 金魚を飼い始めてまもなく一ヶ月になろうとしています。我が家の金魚たちは今日も元気に泳ぎ回っています。ただ一つだけ気になることがありまして・・・。4匹いる内、一匹は和金と呼ばれるものだろうと思います。後の3匹は普通の金魚(なんていったか忘れた)4匹とも、お祭りでの金魚すくいで取ってきたもの。そのうち、大きい和金を小さい金魚が追いかけ回している様子。果たして仲がいいのか、悪いのか?分からず、一緒の水槽に入れていますが、もし、仲が悪くて追いかけ回しているのだとしたら、離してあげた方がいいのでしょうか?ちなみに、追いかけ回され、突っつかれてもいる様子です。仲良しでこのような態度をとるのか、敵対しているのかどちらでしょう?
 小さいのが大きいのを追いかけてるということですので、発情期を迎えたオスがメスを追いかけている可能性が強いかもしれません。オスの特徴はエラブタのところに白いブツブツのような追星(おいぼし)があります。第二次性徴として産卵期になると、オスのエラブタや胸ひれに、小さな角骨質の小突起が点々と現れます。白い星のような突起だから、追星といいます。 追い掛け回すほうに追星がないか調べてみてください。しかしまだ成長していない小さいオスの場合は追星ははっきりしません。
 それ以外に考えられるのに、えさ不足の可能性も残っていますが、その場合は大きい金魚が小さいのを追い掛け回して、目などを食べるということもあります。身体的な危害を加える場合は別々にしたほうがいいかも知れません。ちなみに一つの水槽には同じ種類の同じ大きさの金魚を飼うというのが原則ではあります。以上です。具体的に見ていませんので、はっきりと断定することはできません。
質問メールより
 4リットルほどの水槽で金魚を一匹飼っています。その金魚が水面から口を出してパクパクしているのです。やはり、ぶくぶくは入れないとだめなのでしょうか?水草は大量に入っているのですが・・・(他にも、同様なメールを何通か頂きました)

 金魚の大きさにもよりますが、1匹で4リットルとは水の量が少ないようです。小さな稚魚なら別ですが、1匹で10リットルが目安ともいいます。上にも書いていますが、60cmの水槽(約50リットル)の場合、2才魚で5尾が限度かと。酸素不足は死に直結します。酸素不足のために水面から口を出してパクパクする「鼻上げ」は危険信号です。水温が高くなるほど、水に溶ける酸素量は減りますが、金魚の活動は活発となり、金魚が必要とする酸素量も増加します。よって、特に水温が高い季節は要注意です。エアポンプも必要でしょう。
水槽の大きさと金魚の数(目安)
水槽の大きさ 飼育金魚の目安
種類 大きさ 水量 2〜3cm 4〜5cm 6cm以上
小型 45cm 20リットル 4匹 2〜3匹 無理
中型 60cm 50リットル 10匹 6匹 3匹
大型 90cm 160リットル 15匹 8匹 5匹
 

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