Q15.ろ過するとどうして水がきれいになるのか(ろ過の原理)


A.

 水をきれいにするバクテリアが、マットや小砂利などのろ過材にたくさん付いており、金魚にとって有害なアンモニアや亜硝酸などを分解してくれるからです。このバクテリアがたくさん増えて、ろ過槽が有効に働くようになるまでには、新しく水槽をセットしてから20〜30日間もかかる。だから掃除の時には、ろ過材を飼育水ですすぐ程度の洗い方で良いのです。
 

水の浄化はバクテリアの仕事
 
 金魚の排泄物や食べ残しのエサなどの有機物を分解し、無害な有機塩類に変えてくれます。有機塩類は植物プランクトンや水草などの栄養になります。自然の池の水がきれいなのも、魚⇒バクテリア⇒植物という自然界のバランスがうまくいっているからです。そのためにも金魚やバクテリアや植物の適度なバランスが重要となります。
 しかし、小さな水槽では自然のバランスを保つことはできません。そこで、ろ過装置を取り付け、人工的に水を浄化することが必要です。丈面式、側面式、底面式と様々なものがありますが、バクテリアの住む「ろ材」を通して、水をろ過、酸素を補給して水槽に戻すという仕組みは皆同じです。
 
 

メニューへ